2021年8月18日水曜日

CCCの言いなり宇城市・守田市長

 

こんにちは、日向です。


8/17の熊本日日新聞が「業務委託、透明性に疑問」というタイトルで記事を出していました。


昨年末に決まった、図書館と美術館の改修工事について報じているようですが、購読者でないと本文が一行もみれないので


えっ、宇城市で何があったの？　と思いました。


そこで、早速関係者に取材してみました。わかったことを書いておきます。



6月議会で、現在リニューアル中の市立図書館&美術館の改修工事に関する補正予算がすでに通っていました。


そのうち、内装工事に関して、CCCと交わした業務委託契約を正式に承認する議案が、17日の臨時議会に提出されたのですが、


その予算約2億2000万円の中身についての質疑が行われて、何人かの野党議員から異論が噴出したらしいんです。




どういう異論かといいますと、



内装工事に関して、市が個別の業者と契約を交わすのではなく、すべてをCCCに丸投げしてしまい、


個々の工事は、CCCの息のかかった業者が担当することになり、


市は、一切関与できないのはおかしい


という異論です。



まっとうな意見ですよね。


その代り、CCCが発注する業者については、何社か候補が挙げられていて、そのなかでいちばん適切な業者を選定した


ということを市の担当部署にいる専門家が審査したので大丈夫だ


ということらしいんですね。


そもそも、どうして内装をすべてCCCに丸投げするのかという疑問に対して、守田市長は


スターバックスに入ってもらうためには、スターバックス独自のノウハウがあって、それは外には出せないので


どの業者でもいいというわけにはいかないので、そうなっている


という回答だったらしいです。


で、執行部が強調しているのは、スタバが入ることで、現在図書館・美術館には年間6万人しか来館者がいないところを


CCCのノウハウでスタバを入れることによって、60万人と、いまの10倍まで増やすことができるというんですね。


そのためには、どうしてもCCCに任せて、すべてやってもらうしかないんだ


そういう主張らしいんです。


与党議員も、同じ意見らしく、


スターバックスにきてもらうんだから、当然だろ！


みたいな意見らしく、図書館・美術館をどうするかなんていうことには、みなさん、ほとんど関心がないご様子らしいです。


スタバめあてに人が押し寄せても、それは図書館・美術館とは、なんの関係もないんですけどね。





一応、そういう議論はあったものの、17日の臨時議会では、この予算を正式に承認する議案は可決しまして、


これでCCCとの仮契約が正式な本契約を締結できる、ということになったようです。


地方議会の臨時議会というのは、たったの1日開催らしいので、そこにこういう重要な議案を出してきて


一気呵成に通してしまうというのも、いつものツタヤ誘致自治体らしいパターンです。


市民の知らないところで、コソコソやるカルチュア・コンビニエンス・クラブの（議会スケジュールもCCCが作成　選定前の密談記録参照）真骨頂とも言えるでしょう。




ここまで聞かれた読者の方は、またかいな、という感想だと思うんですけれど


ツタヤ図書館というのは、


CCCの、CCCによる、CCCのための施設


なんですから、議員のセンセイ方がキチンと監視していかないと、当然、そういうふうになりますよね。


ちなみに、内装とは別に、図書館・美術館本体の改修工事も進められておりまして、こちらも2億1000万円もの費用が、


このコロナ禍にもかかわらず、注込まれることになっております。なので、開業準備やシステム費用等は別にして、最低でもすでに4億円を超える費用がただリニューアルすめるためだけに費やされる予定です。




で、いつもそうなのか？　みなさんそう思われているかもしれないので、和歌山市のケースを調べてみしまた。


和歌山市は、新図書館本体の施工は南海電鉄に委託していますが、


完成後の内装については、不思議なことにちゃんと、市が独自に入札して決めていますね。


ただし、このときに落札したのは、CCC御用達業者ではなく、南海電鉄と縁のある業者のようでした。




「新和歌山市民図書館書架・什器等整備工事」となっている項目には、


「372,200,000 円」の予定価格でしたが「334,980,000 円」で、

（株）スペースが落札しています。

 

 2019年1月15日火曜日





和歌山市民図書館にもスターバツクスは入っていますので、守田市長のいう


スタバを入れるにはCCCに任せるしかない


というご主張はガラガラと音をたてて崩れてしまいます。



建物の改修部分についても、CCCが設計段階から事細かに指示命令を出すようですから、これでは、


ツタヤ図書館・美術館


をカルチュア・コンビニエンス・クラブが公金を使って設置してもらっているようなものというと、言い過ぎでしょうか？



それにしても、どうして守田市長は、そこまでCCC様の言いなりに動くのでしょうか？　なにか特別な見返りでもあるのでしょうか？


ほんとに不思議ですね。


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