2020年8月11日火曜日

公募前の官製談合会議?



こんにちは、日向です。

和歌山市の件が一段落したら、このブログの役割はほぼ終えますので、以後は、放置するつもりでおりましたが、

私がブログを書くのをやめた瞬間から


ツタヤ図書館のCCCって、数年前はいろいろやらかしていたけど、最近はすごくまともになったみたい

という評判になって、評価がウナギノボリになるのではないかと思うと、なかなかやめられないですね。

事実、丸亀市の件は図書館ではないですけれど、市民交流活動センターは、延岡市エンクロスのコピーともいえる図書館もどきをつくろうとしているのに


私が知る限り、地元メディアは、いまだにCCCが指定管理者になったことすら、1行も報じておりません。


市が積極的に発表しないので、メイディアも報道しないんでしょうけれど、

そもそもCCCサイドから


市民から反対運動でも起きたらタイヘンなので、当分は静かにしておいてほしい

と要請でもあったのではないのかと疑ってしまうほど静かですね。


そういうなか、先日、大阪ローカルのテレビ局が6月に南海市駅前にグランドオープンした、新しい和歌山市民図書館を取り上げて、吃驚するような持ち上げ方をしていたようです。

番組をみれていないので、ツイートから推察するしかないんですが、

図書館なのに本を販売とか、蔦屋書店とコラボとか、民間委託した結果、飲食オッケー、スタバも併設、こどもが遊ぶえほんの山が凄い

といった、まるで広告コピーとみまがうような賞賛の嵐となったことから、

それらの内容をすっかり信じてしまっている人も少なからず出てきているようなんです。


地元でも、ぜひこんな図書館つくって欲しい

市立図書館を民間委託して蔦屋書店とコラボは本当に良い案!とか

当然、こういう民間委託は、ときとして政治案件として強力なプロパガンダ化していきますので、

放置しておきますと、ようやく絶滅しかけたと思っていたツタヤ図書館が再度ターミネイターのように蘇って、また増殖し始める悪夢が現出しかねません。

そんなわけで、“家具屋の閉店セール”のように「やめる、やめる」といいつつも、まだ当分は、情報をアップデートしていきますので、今後もご支援いただけますと幸いです。



丸亀市の特別委員会



さて、本日も、先日の 丸亀市9つの“市民価値” に

ひき続き丸亀市の資料をご紹介しておきたいと思います。


今回は、前回の2019/12/19全員協議会の後、年明け1/17に開催された市庁舎等整備特別委員会の模様です。






少し読み進めていくと、わかるのは、どうやら、市民交流活動センターについては、すでに計画変更のたたき台が出来上がっていて、それを報告するだけの場になっていることです。

もちろん、このたたき台は、開業準備支援業務を350万円足らずで受託したCCCが作成して、それをもとに発表しているんだと思いますけれど、

そうしますと、これから、いよいよ運営者の公募を始めるというのに、すでに特定事業者が入ることを前提としたような話が延々と続くわけなんです。


カフェスぺースを設けます、内装には、これだけかかります、書架や本も市で整備しますと

そのための費用がだいたい1億5800万円かかりますとか、家具など備品で2000万円かかりますといったふうに。








これ、2018年にツタヤ図書館をオープンした山口県周南市の特別委員会などでも、さんざん繰り広げられた光景ですね。

しかし、周南市の場合は、それでも、ときには異論が噴出しまして、行政サイドが説明におおわらわだったり、あるいは費用が高すぎるとなりましたら、軌道修正を余儀なくされたわけですけれど、丸亀市では、ほぼ丸のみのノーチェックです。多少意見は出ますが、最後に委員長の国方氏が


自分は延岡も、周南も、高梁もみてきていて、CCCにノウハウがあることがよくわかった

餅は餅屋、プロに任せるとうまくいく

みたいな話で締めてるんですよ。






ええっ、これから公募してどこが選定されるかわからないんですよね。

なのに、そこまでCCCを前提とした、あからさまな話をしていいんですか? 

国方さん あなた、そこまでCCCの味方して、もしかしたら、CCCにお中元とか、お歳暮の小判でも、もらってるんじゃあないですか?

ってつい、言葉が出てしまうほどなんですよ。いやいや、もちろん、そんなことは絶対にありえないでしょうけれど。

国方氏は、「名前は出せないが」と、あらかじめ断っていながら


ノウハウをもっている、TSUTAYAであったり、CCCであったり、スタバであったり(に任せる)

と発言していて、

いやいや、それゼーンブがカルチュア・コンビニエンス・クラブなんですってば、と言いたくなりました。(※1)

もう公平・公正とか、そういう建前すらもかなぐり捨てて、いったい、この人たちは何がしたいんだろうって、外の人間からしてら、思いますね。


自分たちの街の活性化を、自分たちの手で苦労してひとつずつ進めていくことをすべて放棄して、


カネ出して、プロに任せればいい

それが地方自治なんですか? 

それでみなさん納得しているんですか? 

恥ずかしくないんですか? 

市民に顔向けできるんですか?

って言いたくなりました。

すみません。ついコーフンしてしまいました。

では、また。

【※1】TSUTAYA(現・蔦屋書店)は、CCCの子会社。ツタヤ図書館内に設置されているスターバックスはCCC経営によるライセンス店舗

↓この日の会議録全文
022特別委員会200117.pdf


パワハラ告発直前の丸亀市へつづく


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