本日は、『月刊ツタヤ図書館』8月号の予告をしておきます。
和歌山市が学校図書館をCCCに業務委託しようとしている件を取り上げた記事が、近日中にBJに掲載されます。
これまでにわかったことを一本の記事にまとめたものですが、
ブログには書いていない新しい事実がひとつだけあります。
それは、学校図書館のCCC委託がすでに今年2月の段階で内定していたことを示す資料の存在です。
これは別にツタヤ自治体に限ったことではないのですが、行政側は、議会承認を得るために
事前に、内示資料を作成して、議会各会派に説明に回ると言われています。
今回の学校図書館の業務委託については、「指定管理料の範囲内で実施してもらうので、新たに議会承認は必要ない」
と担当部署では再三説明していますが、もし決まっていたとしたら、何かしら事前に説明はしているはずと思いまして
あちこち関係者をあたっていたのですが、結局どなたも「わからない」とのことでした。
そうしたなか、ある市民の方がその内示資料を、たまたま入手されたとのことで送っていただきました。
それをみると、予算額は明記されていないのですが、
「各小中学校へ定期的な司書の派遣・巡回等を実施」
とありました。
やはり2月の段階で、学校図書館をCCCに委託することを、市はすでに決めていたんですね。
なのに、そんな情報はオモテには一切出さずに、「学校図書館のTSUTAYA化」という重大事を隠密に進めていたわけです。
市民にしてみれば、これはもう「騙し討ち」と言ってもいいレベルの話ですね。
それにしても、こういう姑息な議会運営をいったい誰が指南しているのでしょうか。
2016年にCCC指定管理がスタートした多賀城市では、2013年、市教委スタッフがCCCと初会合のときに、いきなり
「議会スケジュール」を提示されていたことが内部告発によって暴露されています。
和歌山市の場合は、果たしてどうなっているのか、関係者の方からの情報提供を期待したいところです。
というわけで、とりあえずは、近日中にリリース予定の記事をご高覧いただければ幸いです。
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