2020年3月27日金曜日

失業手当は在宅で受給できる?

こんにちは、日向です。

当ブログは、ツタヤ図書館及び図書館の民間委託全般の問題を主に扱っているんですが、

ときどき、それとは関係のない私の本業の雇用問題についても発信しています。

いま、同文館から出しいる『失業保険トコトン150%活用術』の改訂作業を進めておりまして、



『第8版 失業保険150%トコトン活用術』(日向咲嗣/同文舘出版)←現在、流通しているバージョン



今年4月1日施行予定の法改正情報を詳しく調べて盛り込んだ改訂版は、スムースにいけば5月初旬頃には刊行できるかと思います。

で、そうこうしているうちに、世間は新型コロナ対策で、とにかく人が集まるイベントを徹底的になくそうという動きになっています。ハローワークもその例外ではありません。

そこで、今日は、緊急速報として、会社を退職して雇用保険をもらうときに役立つ情報をメモしておきたいと思います。



失業保険もらいに、ハローワークに行ったら、大混雑でウイルス感染したら困りますよね。

そこで

速報! 退職して雇用保険もらう人のために、ハローワークの新型コロナ対策を聞いてみた(東京労働局)

・雇用保険受給手続きはいままで通り、ハローワークに離職票を持参して手続き→受給資格決定

・受給説明会は、当面中止。窓口で簡単に説明。詳細は、Youtubeに配信された動画閲覧をすすめている

https://youtu.be/X0ZTAZWSvBU



・認定日は来所しなくても、失業認定申告書を郵送すればよい。郵送の場合、1週間程度なら、期日に遅れても受付してくれる(失業認定申告書と受給資格者証を同封。申告書の備考欄に「新型コロナウイルス感染防止のため安定所に来所困難」と記載)

・ただし、認定日当日に来所するのがいちばん早く受給できる(認定日に届くように郵送すると早いかも)

・失業認定申告書は、初回来所持に用紙をもらってそれを使用。次回からは、送られてくる支給決定通知に同封されているので、それを使用して郵送。もし同封されていなければ、ハローワークインターネットサービスのサイトにある書式を印刷してそれに書き込んで郵送すればOK
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/info_1_e4_01.pdf


《職業相談について》

・当面は来所して窓口の職業相談は控えるように通知。いまのところ窓口はあいている

・紹介状発行は、来所しないとできない。ただしすいているので、ふだんよりスムースにできそう。まとめて出してもらうといい。

・体調が悪い場合→認定日当日だけで、認定対象期間は元気であれば、一般のケースと同じく郵送で手続き可

・認定対象期間中に体調が悪く、求職活動できなかった場合は、支給対象とはならないので、受給期間の延長申請を行うか、もしくは雇用保険の傷病手当を申請する(基本手当の日額と同額支給)。



《自宅に居ながらにして》

さて、ここからは、本庁情報です

・職業相談は電話で行い、求人票については、利用者の要望によって郵送やファックスで対応する場合もある

・紹介状も同じく、求職者の要望によって、安定所によっては、郵送してくれる場合もある

・これらは以前から一部、離島等で行っていた方法だが、いまはこういう事態なので一部その取扱いを広げている

・ただしこれらについて厚労省で一律の対応を要請しているわけではなく、あくまでも現場での判断によって可能になるということらしい

→とりあえず所轄のハロワにダメもとで頼んでみたら、わざわざ紹介状だけもらいに行く手間は省ける。


《ここまでのまとめ》

というわけで、情報をまとめますと、どうしてもハローワークに出向かないといけないのは、雇用保険受給手続きの初回のみだということです。

あとの認定日については、ほぼ郵送で手続きできそうですし、また、もし職業相談も電話で対応してくれるようでしたら、かなり省力化できます。

だいたいの求人検索は、ハローワーク・インターネットサービスで行い、めぼしいものだけ正式な求人票を郵送またはFAXしてもらえばいいわけですから。

さらに、ハローワーク求人の応募に必要な「紹介状」についても、もし郵送で対応してくれるようでしたら、ハローワークに出向く必要は、完全になくなります。

急速な景気後退によって、ハローワークに失業者が押し寄せるようなことがありますと、そこから感染が爆発的に広がって最悪の事態を招きかねません。

当面、厚労省でも、そうした事態を避けるために、かなり柔軟な対応を取ることが予想されますので、

できるだけ在宅で対応してくれるよう地元のハローワークに、ぜひ一度、要望してくみてださい。

よろしくお願いいたします。

追記 厚労省では非対面での手続きを「一部、離島等で行っていた対応」と言ってますが、求人票をFAXしてくれたり、紹介状を郵送してくれるサービスは、かつて都内の一部のハローワークでも試験的に行っていた実績があります。依頼が殺到すると対応できなくなるため全国一律での対応は難しいですが、ハローワークによっては、十分に対応可能なところもあものと思われます。


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