2021年5月28日金曜日

和歌山市民図書館「初年度80万人入館者数」への疑問

 

こんにちは、日向です。


昨年6月にグランドオープンしました和歌山市民図書館がもうすぐ一周年を迎えるそうで、地元メディアが初年度の入館者数について


80万人で旧市民図書館の5倍になった


と報道していました。



テレビ和歌山 わがまち和歌山 2021年05月20日(木) 放送より




早速この件で、辻褄が合わないという指摘がsnsでされています。


2017年12月にカルチュア・コンビニエンス・クラブが指定管理者に選定されたときの報道が


年間利用者の目標に現在の約5倍にあたる約100万人をめざす


とされていました。


「5倍」は同じなのに、入館者数が目標の100万人から20万人も減っている。ということは、旧市民図書館の入館者数が20万人から、いつのまにか16万人と4万人も減ってしまっているではないか、との指摘です。


早速、読書活動推進課に確認しましたところ、井上課長が直々にお電話に出ていただいて、その経緯を詳しく教えてくれました。


・旧市民図書館の入館者数は、2019年度の図書館要覧(←間違いでした。正しくは、非公開の統計資料【※3】)に2018年度の実績として「17万人」と発表している


・新市民図書館は、年間入館者数が80万人と見込まれることから、旧図書館の17万人の4.7倍であると報道には伝えた。その数字を約5倍と解釈したんだと思う。


・旧図書館の年間入館者数は17万人なので、2017年に報道のあった、「5倍の100万人めざす」(つまり20万人)という数字は、こちらでは把握していない。前任者の時代なので、なぜそのような数字になったのかわからない。


・うちの部署でも、出足が良かったことから、年間100万人めざすと試算したことはあるが、それはつい最近になってから。昨年秋以降のことだと思う。実際には、コロナ禍でその後は予想よりも少なかった。


・指定管理者のカルチュア・コンビニエンス・クラブが独自にそのような数字を発表した可能性はある→当時、その発表をもとにメディアが「5倍の100万人めざす」とした可能性は確かにある。


ということでした。




入館者数のカウント方式は、館内5か所にある機械でカウントして、その総数を出入りの2で割った数字が、CCCからこちらに報告されているとのこと。


・利用者のアンケート結果の「9割が満足」というのは、われわれがふだんみている範囲内で納得のいく数値だと思う。アンケート方式(これまでのツタヤ図書館ではCCCのスタッフが対面で聴き取る方式)については承知していない。来館していない市民の意見が反映されていないことについては、特に考慮したこともない


また、入館者数が目標よりも大きく下回ったことについて、

「コロナ禍の影響はかなりあった。イベントなどでは、中止したり人数制限を余儀なくされた」

「キーノ和歌山への人の流れも影響があったので、そちらから流れてくるはずの来館者は想定よりも少なかったのではないか」


――とのことでした。



取り急ぎ、ご報告しておきます。


【※1】“2019年度の図書館要覧に2018年度の実績として「17万人」と発表”と書きましたが、「該当する要覧には、そのような記載はみつからない」とのご指摘をいただきました。週明けに、過去の入館者数や貸出数等も含めて、正式に情報開示申し出をしますので、それらの点については、確認できるまで、いましばらくお時間をください。よろしくお願いいたします。


【※2】2021/5/31追記 和歌山市・読書活動推進課の井上課長に、本日午後電話連絡しましたが、ご本人不在でしたので「2018年度入館者数の出典を確認させていただきたい」と伝言をお願いしました。回答がありましたら、のちほど追記します。また、それとは別に、市政情報課へ以下の内容で情報開示の申し出をしました。もし足りない項目がありましたら、コメント欄にて、ご教示ください。


2016年度以降における市民図書館の以下のデータ(分館設置の場合はは、本館と分館別の数値)及びその鑑文及び出典(図書館要覧に掲載の場合は、その年度とページ数、非公開の場合は、その文書・決裁文書名、CCCから提出受けたの場合は、その提出文書及び、それに付随する鑑文・決裁文書一切) ①入館者数/②貸出冊数/③貸出人数/④アンケート実施要項とその結果/⑤蔵書数/⑥予約数/⑦登録数/⑧資料費/⑨それについての市教委の評価があればそちらも(上記について年度別、月別、属性別の詳細データ)


【※3】2021/6/1 16:00追記 先ほど、井上課長からご連絡をいただきまして「平成30年度の入館者数17万人は、図書館要覧には掲載しておらず、部内で記録している統計をみて申し上げた」とのことでした。「図書館要覧に掲載」は私の聞き間違いであることが判明しました。改めてお詫びして、訂正させていただきます。

 



【関連記事】


↓最近の記事





宇城市へ情報開示決定の審査請求を行いました和歌山市へ提出されたCCC開館準備報告書 ●和歌山市CCCとの定例会議・議事録を入手(その3)添付資料 ●和歌山市CCCとの定例会議・議事録を入手(その2 ●公式回答が“ウソ八百?”の和歌山市読書活動推進課 ●高石市で蔦屋書店の相棒となった日本測地設計 ●和歌山市CCCとの定例会議・議事録を入手(その1 ●大阪府高石市は、蔦屋と南海のカモ? ●『雇用保険から排除される非正規労働者~』の記事が出ました ●蔦屋書店は悪くないと言う高石市の担当課長 ●速報!“ツタヤ図書館もどき“が大阪府高石市にもできる?




…………………………………………………………………………





20206月》

和歌山市民図書館は、ICタグ装備せず「ICタグと自動貸出機」はセット自動貸出機についての補足説明和歌山市民図書館の自動貸出機について3800万円“安全対策”出来レースの代償後編出来レースの代償・前編専門家がほとんどいない審議会 『第9版 失業保険150%トコトン活用術』についてのお詫びと訂正 TSUTAYA占領地のレジスタンス 疑惑まみれのグランドオープン 白塗り”に隠されていた告発意図


20205月》

20204月》

20203月》

20202月》







2019/12/23
2019/12/12
2019/12/12
2019/12/07
2019/12/06
2019/10/10
2019/10/07
2019/10/01
2019/09/28
2019/09/27
2019/09/28

2019/07/28
2019/07/21
2019/07/20
2019/07/14
2019/07/14
2019/07/13
2019/07/12
2019/07/9
2019/07/6
2019/07/5
2019/07/5
2019/07/1
2019/06/29
2019/06/29
2019/06/27
2019/06/26
2019/06/25
2019/06/24
2019/06/21

2019/06/21
2019/06/19
2019/06/19


2019/06/08
2019/06/07
2019/06/06
2019/06/05
2019/06/01
2019/05/31
2019/05/30
2019/05/30
2019/05/28
2019/05/26
2019/05/23
2019/05/03
2019/04/29
2019/04/27
2019/04/25
2019/04/23
    2019/04/22
2019/04/19
2019/04/19
2019/04/09
2019/04/06
2019/04/06
2019/04/05
2019/04/05
2019/03/25
2019/03/17
2019/03/08
2019/02/26
2019/02/25
2019/02/24
2019/02/22
2019/02/20
2019/02/18
2019/02/17
2019/02/15
2019/02/14
2019/02/09
2019/02/08
2019/02/02
2019/02/01
2019/01/28
2019/01/27
2019/01/24
2019/01/15
2019/01/14
2019/01/13
2019/01/13
2019/01/10
2019/01/07
2019/01/06
2019/01/03
2019/01/03
2019/01/03
2019/01/03
2019/01/03
2019/01/03
2018/12/31
2018/12/31
2018/12/29
2018/12/29
2018/12/22
2018/12/22
2018/12/20
2018/12/20
2018/12/20
2018/12/19
2018/12/19
2018/12/15
2018/12/12
2018/12/10
2018/12/09
2018/12/08
2018/12/08
2018/12/02
2018/12/01
2018/11/30

2018/11/29
2018/11/27
2018/10/07

2018/09/23

2018/09/23
2018/09/20
2018/09/19
2018/09/17

2018/09/15

2018/09