2021年3月10日水曜日

高石市で蔦屋書店の相棒となった日本測地設計

 

こんにちは、日向です。


先日来、お知らせしております大阪府高石市の件、


さきほど地元関係者の方にお話をお聞きすることができましたので、メモとして書いておきます。



まず、高石市の駅前再開発の源流となったのは、平成8年に始まった南海本線の立体交差(高架)事業です。




総事業費は717億円。


当初、高架化にあたっては、沿線の区画整理を進めることを条件とされていたそうですが、それが途中から緩和されたそうです。


南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業


事業主体は、大阪府で、南海電鉄が負担する工事費は全体の5~10%程度とのこと(正確ではないそうなので、あとで確認します)。


仮に5%で計算すると南海の自己負担は35億円くらい。それによって生まれた高架下の土地がタダで手に入る(もともと南海の所有だが、線路がなくなった空き地は、15%を広場等に供した残り85%は南海が自由に使用できる)としたら、とんでもなくおいしい話のように思えます。


で、その区画整理事業のコンサルタントを平成24年(2012年)からつとめているのが、日本測地設計という会社です。


昨年7月に駅前基本構想の策定事業者に選定された蔦屋書店とJV組んでいる会社ですね。


このコンサルタントがもう9年くらい前から、高石市で区画整理事業を担当しているらしいんですよ。


区画整理事業は、単純に特定用途の土地を買収するのではなく、その区域に、法規制の網をかけてさまざまな計画を立てて、ああしましょう、こうしましょうという提案をする仕事らしいんですが、当然、市民の反対意見もでますし、なかなか成果はあがりません。


一般の市民からしたら、何をしているのかよくわからないような業務です。






で、この日本測地設計のコンサル業務に、高石市は、毎年、1000万円前後の費用を投じていて、もうすぐトータルにすると1億円突破達するそうなんです。


それでもまだ続いていて、ふつうの市民にはどんな成果があったのかまったくわからないそうです。(同じような話が前に宇部市でありましたね。宇部新川駅の再開発がらみで 宇部市で蠢くRIAのミステリー



そういうコンサルタントが蔦屋書店と一緒にJVを組んで、高石市駅前のまちづくり構想を立てるというんですから、ますますあやしくなってきました。



これまでのCCCのパターンでしたら、だいたいそこはアール・アイ・エーが出てくるのにと思っていたら、意外なところでその名前が出てきました。


高石駅の隣の羽衣駅(同じ高石市内)、ここはすでに高架化されてマンションと商業施設が建っているらしいんですが、そのコンサルタントがなんとアール・アイ・エーだというんですよ。


これまでとはパターンが異なってきてはいますが、南海電鉄の高架化は、お隣の羽衣駅から高石駅まで連続した事業ですから、そういうところで、CCCと懇意なアール・アイ・エーさんが入っているとなれば、いずれ高石駅周辺の基本設計や実施設計等でも同社がちゃっかり入ってくるのかなと思わないでもないです。


すでにツタヤ図書館になることが決まっている門真市がアール・アイ・エー主導で事業を進めていますので、それと比較しても、なかなか興味深い話だと思いました。




あとは、基本計画の予算が今議会で決まるらしいので、それが今後どうなるのかがひとつの焦点になってくると思います。


当然、基本計画の立案事業者もコンペになると思われますが、基本構想のように審査員が全員市の職員なんてことになると、もうやる前から結果がみえている出来レースということになってしまいます。


まぁ、選定委員を外部の人を招聘したところで、和歌山市のようにひとりの職員が極端に特定企業に有利な点数をつけたら同じことですが。



カルチュア・コンビニエンス・クラブは、いつもそんな感じで受託していますので、グループ企業の蔦屋書店も同じかなと思います。


そうすると、高石市は、


消費者庁から虚偽広告で1億円の課徴金を課せられた企業を、


すばらしい実績と提案力のある企業として選定し


日本測地設計もそういう社会的な不正を犯した会社とJVを組んでいる


ということになりますので、その点は今後も耳にタコができるくらいしつこくいい続けていきたいと思います。


よろしくお願いいたします。



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