2021年3月27日土曜日

CCCとの議事録を探し出せなかった和歌山市

 

こんにちは、日向です。


昨年グランドオープンしました市民図書館の指定管理者カルチュア・コンビニエンス・クラブと和歌山市との会議の議事録がゴッソリ抜けていた件のつづきです。



昨日、以下のような結末を前回記事の末尾に追記しました。



2021/3/26 18:06追記 さきほど、和歌山市読書活動推進課の図書館準備班の責任者の方と連絡がつきまして以下の通り、正式な回答をいただきました。私の予想通りの回答でした。


“すみません。さんざん探してみましたが、みつかりませんでした”



議事録の出席者欄に、名前が記された方たちは、全員が大事な会議に出席してもメモは一切取らないか、もしメモを取っていたとしても、全員が過去の記録は、すべて捨ててしまう行政マンとして、あるまじき、だらしない人たちのようです。




CCCと和歌山市の定例会における議事録が途中から、ゴッソリと抜けている部分について問い合わせたところ、


調べますので一週間だけ待ってください


責任者の方にそう言われまして、さんざん待ったあげくの回答が予想通りといいますか、単に言い訳を考えるための時間稼ぎされただけで終わってしまったわけです。


でも、みなさん、よーく考えてみてください。

和歌山市サイドだけでも、毎回この会議に出席するのは、5~8人はいるんです。


「追記」には、嫌味として「全員メモを取らない」と書きましたが、実際には、全員が会議の内容をメモしたでしょうし、それぞれの担当者は克明な報告書を作成して上にあげているはずです。


2019年3月からは、CCCサイドが作成した議事録に切り替わって開示されているようですが、その時期にも和歌山市は和歌山市で独自の記録をとっているはずです。


役所が企業と会議をするのに、出席者が5~8人もいて、その全員がメモも取らず、なんの記録も残さないなんてことは、誰がどうみてもありえないことは論をまちません。


で、読書活動推進課の担当者は、それを10日もかかって自分のパソコンの中や、部内全員のパソコンのやメールを必死で探したけれど、抜けていた半年の部分だけはどうしてもみつからなかった――なんていう子ども騙しの言い訳をいまどき、誰が信じるというのでしょうか。


「保続期限がすぎたので廃棄しました」とかならまだしも、会議は開催されていて、あるはずの記録が、いくら一生懸命に探したけれどもみつからないというのです。


もし、みつからなかつたら、当時のメモをもとに、簡単な記録を作成してください


そうお願いもしていましたが、結局、そのメモすら「みつかりませんでした」とおっしゃるのです。


ちなみに、この責任者の方によれば、開示文書から議事録がゴッソリ抜けている2018年当時、新図書館のサービスに関する分化会のような会議が開催されていて、自分をはじめ定例会のメンバー全員が、常にそこに参加しているわけではなく、副館長など図書館業務に詳しい職員がそのつど関連する会議に参加をしていたはずだが、副館長もそのすべてに参加しているわけではないとのこと。


なので、この間のいつの会議に誰が出席していたかも特定できないとおっしゃるのです。


CCCとの定例会の和歌山市側の主要メンバー。抜けていた議事録を探した担当者の説明によれば、この全員が会議に出てもメモもとっておらず、大事な会議の記録も残していないとしか思えない。



それで思い出したのは、


CCCの基幹事業であるTSUTAYAが2019年2月に景品表示法違反で1億円を超える課徴金を課せられたときも、この担当者が、私が何を聞いても、次のようなセリフをロボットのように、延々と繰り返していたことです。(CCCにひれ伏す役人


CCCは、TSUTAYAと別人格なので問題なしとした。



今回も、私が何を聞いても



すみません。探しましたが、みつかりませんでした。


としかおっしゃりません。


ちょうど国会で、武田良太総務大臣が、野党議員から「利害関係者と会食したのか?」と厳しく追及されて


国民から疑念を抱かれるような会食はしておりません。


と、回答していたのを思い出します。


「では、国民から疑念を抱かれないような会食はしているのか?」と聞かれても、武田大臣は、


国民から疑念を抱かれるような会食はしておりません。


と同じセリフを延々と繰り返していたのは、つい最近のことです。


和歌山市のこの担当者も、私が何を聞いても、


すみません。探しましたが、みつかりませんでした。


を壊れた機械のようにリフレインしました。



なるほど、ゴッソリと抜かれている部分の議事録には、かつて多賀城で隠蔽された復命書(選定前の密談記録)と同じく、世間には絶対に知られたらマズイことが書かれているんだなぁ、それがため、開示した際に意図的に抜いたのであり、いまさらそんなものが出せるはずかなく、これは確信犯なんだなぁという印象を強く持ちました。



2018年から、和歌山市は黒塗り文書ばかり出してくると、もし各方面から批判しなければ、黒塗りをしてでも出してきたかもしれませんが、黒塗ばかりしていると批判されるものですから、知られたくない部分は、記録が残っていないことにして、大丈夫な部分のみ開示してきているのではないのか、という疑念がどんどん強くなっていきます。


というわけで、和歌山市読書活動推進課の担当者の言葉をうっかり信じて10日待っても、抜けた議事録に関しては、結果的にはなんの収穫もなかったわけですが、このときの会話によって、ひとつだけ意外な発見がありました。


長くなりましたので、次のエントリーに別のタイトルを立ててこのつづを書いておきたいと思います。



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