2019年1月15日火曜日

94億円を仲間で山分け?

ビジネスジャーナルで、以下の記事がリリースされました。

2019.01.15

ツタヤ図書館が目玉の和歌山市駅前再開発、94億円の税金投入…疑惑浮上



このブログのタイトルの通り「ほぼ月刊」でお届けしておりますツタヤ図書館関連のニュースですが

今月は、しばらくお休みしておりました和歌山市の再開発プロジェクトに関する記事です。

「関西初出店となるツタヤ図書館」

で予告させていただいた通り、今回は、同プロジェクトに浮き彫りにされた「政官財」の癒着構造をクローズアップしました。


「国の予算をぶんどってきて、それをみんなで山分けする。その中心に、なぜかTSUTAYA図書館がいるという不思議な構図」

と、前回書きました意味がなんとなくおわかりいただけるのではないかと思います。

さて、この記事が出る少し前にクラスタの方がこのプロジェクトに関連した落札情報をツイートされていました。

今年秋、南海市駅前に新装開館予定の市民図書館の内装関連の施工事業者を決める落札結果です。

建物は、南海電鉄が施主になりまして、完成後に和歌山市が30億円で買い取ることになっていますので、今回の入札は、その完成後の施工についてです。


「新和歌山市民図書館書架・什器等整備工事」となっている項目には、

「372,200,000 円」の予定価格でしたが「334,980,000 円」で、
(株)スペースが落札しています。

実は、これみたとき、まるで長いトンネルから出て太陽の日差しが降り注いでいるかのように感じました。



まるで「ヒモつきODA」


というのも、図書館の建設プロセスについては、施主の南海電鉄が詳細の開示を拒否しているんです。(全体の施工事業者のみ公募して公表。施工は、竹中工務店・南海辰村建設・淺川組JVが担当)

設計事業者の入札結果すら、南海電鉄さんは、頑なに拒否しているんです。

それが、建物完成後には、和歌山市がすべて公開してくれるというんですから、ようやく暗黒の世界から晴れ間に抜け出したような印象です。

ちにみに、しつこいようですが、南海電鉄には総額64億円の補助金が支給される予定ですが、情報開示は一切したくないというスタンスのようです。

で、話を元に戻しますと、今回の図書館内装工事の入札に参加している事業者名みますと、

(株)スペース 、(株)船場、 (株)乃村工藝社 、(株)バウハウス丸栄

となっておりまして、ほぼ全国区の大手事業者といってもいいかと思います。

和歌山市くらいの大都市になりますと、地元事業者も参加してくるのかと思ったら、やっぱり大手が取って、地元の下請けを使うという感じになるのでしょうか。

たとえは適切でないかもしれないですが、

かつて発展途上国へのODA(政府開発援助)には、

「ヒモつき」と呼ばれていて、

資金供与される条件で日本のゼネコンが一緒に出ていって受注するという構図がありましたが、

国内でも、巨額の補助金の出る事業には、大手がしっかり仕事をもっていってしまい、総事業費123億円のプロジェクトであっても、地元への経済効果というのは限られているんだなぁと、思った次第です。

もうひとつ、気になったのは、落札事業者です。

前記の顔ぶれを調べてみますと、(株)船場 とか (株)バウハウス丸栄は、過去にCCCの店舗や図書館を手掛けているTSUTAYAと縁のある企業なのに、(株)スペースは、意外な事業者のように思いました。もっとも、私が知らないだけかもしれませんが…。

このあたりの事情について、詳しい方がいましたら、ぜひツイッター等で解説していただければと思います。

最近では、洋書のはりつけが世間で批判されて中止になった山口県周南市で、地元アーチストの壁画デザインを施工したのが(株)船場でした。

まぁ、とりあえず今後の推移を注意深く見守ることにします。

2019.1.16 追記 クラスタの方から「株式会社スペースは南海電気鉄道と取引ある」との情報が寄せられました。
「第10回キッズデザイン賞」受賞のご報告
実績紹介

2019.1.17 訂正 「新和歌山市民図書館書架・什器等整備工事」について「落札率7割台」と記述しましたが、その点は、私の完全な勘違いでした。その部分を削除しました。誤解を招く記述をしてしましまいましたこと、お詫び申し上げます。






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