2020年6月13日土曜日

専門家がほとんどいない審議会


こんにちは、日向です。

 本日は、少し前に、和歌山市の市民団体の方からお知らせいただいたまま、私がみなさんにご報告するのを怠っていた情報をまとめてアップしておきます。
まず第一に、昨年12月議会に提出されたものの継続審議となり、今年2月議会でようやく不採択となった学校図書館司書配置の請願についてです。

 代表の方から正式なご挨拶文をお送りいただいておりますので、そちらを以下に貼り付けておきます。






画像が不鮮明で読みにくいかもしれませんので、下にテキスト化したものもはりつけておきます。

請願署名へのご参加ありがとうございました。

2020.3.5 
632名　参考　追加

請願署名計1951名を2019年12月議会に提出、経済文教委員会で継続審議となりました。2020年2月議会本会議にかけられ、日本維新の会2名、日本共産党6名の計8名の方の賛成を得ましたが、反対多数で不採択となりました。

反対の議員から、カルチュア・コンビニエンス・クラブの会社名が請願要旨に入っているからと指摘されましたが、これは今回の根幹にかかわることであり、はずすことはできません。 

2020年3月　市の教育委員会は学校司書3名、司書1名を会計年度任用職員として採用しました。4月から4中学区に配置されます。 

 東和中・宮前小、伏虎義務 西浜中、雑賀小、雑貨埼小、高松小 河西中、松江小、木本小 高積中、和佐小、西和佐小、小倉小 

2016年から2019年まで4年間は1名でした。2020年から4名になりました。

それと、もう一件は、和歌山市の図書館審議会についての情報です。

 和歌山市で、市民図書館の運営を民間企業が担う指定管理者制度が導入されました際に、旧来の図書館協議会にかわってできた組織です。

 多賀城市などでも同じ動きだったんですが、図書館協議会は、館長の諮問機関という位置づけでしたので、その館長が民間企業所属になることから、

 公的な協議会が民間企業に対して諮問するというのもおかしなことになりますので、別に審議会という組織を発足して、そちらで図書館の在り方を議論するということだと理解しています。（すみません。違っていたら、ご指摘いただけましたら助かります）

 で、議案として正式に成立していることと、その審議会のメンバーも正式に発表になっています。








審議会委員の顔ぶれをみますど、この中に、図書館の専門は、甲南大学の赤瀬教授ひとりしかいないんですね。

 見覚えのあるお名前といえば、CCCが指定管理者に選定されたときに選定委員にも就任されておられた谷さんくらいです（誤解のないようつけ加えておきますと、谷さんはCCCに有利な採点をした形跡はみられません）
これでは、単に「お飾り」の組織で、市長というか政治のいいなりになるのではないかという懸念が残ります。

 ということで、簡単ではありますが、ご報告させていただきました。

 ※2020/06/13　18時55分追記　このエントリーのタイトルを「専門家のいない審議会」として、和歌山市の図書館審議会には図書館の専門家がいないとの内容を本文にも記しましたところ、さきほど、ツィッターで、クラスタの方から、甲南大学の赤瀬美穂・特任教授は、図書館学がご専門ではないか、とのご指摘をいただきました。調べてみましたところ、赤瀬教授は、図書館界で長年ご活躍されておられる著名な方であることがわかりましたので、本文「図書館の専門家がひとりもいない」を「図書館の専門は、甲南大学の赤瀬教授ひとりしかいない」、「専門家のいない審議会」を「専門家がほとんどいない審議会」にそれぞれ訂正させていただきました。たいへん失礼しました。




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