2021年1月12日火曜日

温度差激しい和歌山市と海南市


 こんにちは、日向です。


さきほどは、ほかの件を調べていて偶然みつけた和歌山県海南市の読書通帳についての批判記事を書きました。


実は、主に調べたかったのは、和歌山県の公共施設における新型コロナ対策でした。



発端は、昨年９月に和歌山市民図書館を運営しているカルチュア・コンビニエンス・クラブが国と県のガイドラインを無視したような「密」な状態でイベントを開催していたこと。




ここへきて関西圏も感染者が急増している状態になってますので、ツタヤ図書館のような「賑わい施設」にとっては、相当に慎重な対策を取らないと、いつクラスタが発生してもおかしくないリスクを抱えているように思えます。



幸いなことに、和歌山県は、今日現在でも感染者が9名と、他県とはケタ違いに低く抑えられています。東京都は、今日は少し減ったねと言って970人。いずれ万単位になるだろうと言われているのに対して、数人で収まっている和歌山県は、奇跡みたいに思えます。


仁坂吉伸和歌山県知事が昨年3月に起きた大規模な院内感染に対して、国の方針に逆らって、徹底的に検査を拡大する方針を打ち出したのが功を奏していると言われているのですが、とはいえ、


感染爆発が再度始まっている大阪に通勤している人も少なくないようですので、和歌山でも、少し気を緩めばいつ急増するのかわからない状態だと思います。



せっかくこれまでの対策がうまくいっているのですから、ぜひこのまま終息まで、何事もなくいってほしいと願っていたところが



人を多く集めるのが何よりもミッションであるTSUTAYA化された和歌山市民図書館では、市が主催するイベントなどもいつも通りに開催している様子に驚かされました。


和歌山市が主催して市民図書館で開催した子育てイベントのチラシ




和歌山は、感染者少ないから、いいのかなと思って、真っ先に聞いてみたのが、和歌山市のお隣の海南市のノビノスです。


イベントの状況はどうですか？


と、海南市の担当部署にお聞きしてみると、



市がノビノスで主催するイベントは、6月開館からすべて中止しています。


というので、和歌山市民図書館との温度差に二度ビックリ。



ただし、会議室として貸し出している分は、ふだん通りで、一室に数名ではあるものの、一日に10件前後は貸し出している


とのことでしたので、その点では、首都圏なんかと比べたらリスクは高くないと判断されているからなのでしょう。



一方の、和歌山市民図書館も民間主催のイベントは、小規模ながらふつうに開催されているので比較が難しいのですが、


やはり市自らが主催するようなイベントまでもが、和歌山市では、これまで通りとなりますと、さすがに、それはマズイのではないのかって思いました。


その点を和歌山市の担当部署にお聞きしてみましたところ


和歌山市は、他市に比べて感染者数は多くなく、成人式も予定通りに開催しており


万全な対策を取って開催しているのでまったく問題ない


との回答でした。


しかし、昨年9月にCCCカルチュア・コンビニエンス・クラブがガイドラインを無視して、収容人員100名のところに60名を入れてイベントを開催していた“前科”があるだけに


またやらかすのではないのかと、つい心配してしまうんです。



まぁ、それも余計なお世話といえば、その通りなんですが、


しかし、飲食店が、国や自治体の時短営業の要請を受入れざるをえないなか、



要請する側の自治体がイベントを主催して、これまで通りに人を集めるのは、次第に許されなくなっているのではないでしょうか。


海南ノビノスも和歌山市民図書館も、スターバックスは、これまで通りの営業時間のようです。



民業部分の時短営業は難しくでも、せめて市が主催するイベントくらいは当面控えたらいかがかと思うのですが、みなさんはどう思われますでしょうか。



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