『ほぼ月刊ツタヤ図書館』2月号は、今秋新装開館が予定されています和歌山市の“アレな件”について、いよいよ本丸に切り込んだ記事をリリースする予定です。
現在確認取材を鋭意進めておりますので、スムースにいけば、今週末には、速報記事がビジネスジャーナルに掲載されるのではないかと思います。もうしばらくお待ちください。
今月のテーマは、ツタヤ図書館名物の「癒着」です。えっ? 「なにをいまさら」ですか?
まぁ、そうでよすね。もうお腹いっぱい感ありますよね。でも、和歌山では、まだよくわかってなかった部分が多く、その真相に迫ります。
民間事業者と政治家や役所との「癒着」で、なにがマズイかといいますと、やはり「公平・公正」がないがしろにされることではないでしょうか。
市長が、自分の気に入った「お友達」を連れてきて優遇したりし始めますと、もうなにもかもがおかしくなります。
バカ高い費用がかかるわりに、イマイチ事業の成果があがらなかったり、役所の中も外も、トップの覚えがめでたい業者が我が物顔でのさばってますと、真面目な人ほどやる気なくなります。
そうでない人は上の顔色ばかりうかがってソンタクしますので、市民無視の行政が常態化しかねません。
ツタヤ図書館を誘致した自治体は、この「お友達」を連れてくるような感覚があまりにも酷いように思います。
そもそも新図書館建設は、改装にしろ新築にしろ、当然、設計業務から取り組むわけですから、その部分を担当する事業者が公募されてしかるべきなのに、これまで、広く設計者が公募されたというケースを聞きません。
形式的には、指名競争入札をして契約したとされていますが、その実態は、見積もり合わせしただけの随意契約ばかりでした。
でも、これって、よくよく考えてみると、おかしくないですか? 和歌山市駅の再開発は総事業費123億円ですよ。それほどの大きなプロジェクトに、常識ではありえないことが密かに進行していたんです。
新しい図書館をつくるのならば、自治体は、事業構想のスタート時点で設計者の公募をしていないといけないと、ある人に言われて、「なるほど」って思ったお手本が、新国立競技場の設計コンペなんです。
世界的に著名な建築家ザハ・ハディド氏の設計で一度は決定していたのに、3000億円とか建設費用がいつのまにか巨額に膨れ上がって「あまりにも高すぎる」ため、コンペをやり直したのを覚えておられるでしょうか。
最終的には、
大成建設と建築家・隈研吾氏によるA案、
竹中工務店・清水建設・大林組の共同事業と建築家・伊東豊雄氏によるB案
--の二案が広く公表され、そのどちらがいいのかってテレビのニュースなんかでもさかんに解説されてましたよね。最終的には「隈研吾」案が採用されたわけですが。
ツタヤ誘致自治体はどこも、そうした事業者の選定手続きを、トコトンないがしろにしています。とにかくスピートが第一と、中国共産党の一党独裁みたいに、手続きを無視して進めていってますが、
それって一歩間違えば、官製談合でお縄頂戴しかねない行為。昔風の表現をすれば、「刑務所の塀の上を歩いているような行為」です。一歩間違えば塀の中に落ちかねません。
で、今月は、和歌山市のケースで、一体何が起きていたのかということを独自に入手した文書によって明らかにします。前編後編の2回に分けてリリースされる予定です。
「驚きのスクープ!」とか言いたいところですけど、果たしてどうなることやら・・・。
2/18追記 2/17に記事がリリースされました。
0 件のコメント:
コメントを投稿