2021年3月1日月曜日

速報！“ツタヤ図書館もどき“が大阪府高石市にもできる？


こんにちは、日向です。


昨日、いつもツタヤ図書館関連の情報をいちはやく教えてくれる awakoyot さんが、大阪府高石市が公開プロポーザルで蔦屋書店を選定したという情報をツイートされていました。


リンク先をみてみますと、


高石駅周辺整備基本構想策定業務　公募型プロポーザルの結果について　と題した文書には


最優秀交渉権者として　株式会社蔦屋書店・日本測地設計株式会社関西支店共同事業体 が選定されていました。

http://www.city.takaishi.lg.jp/kakuka/doboku/jigyou_ka/topics/index.html




これ、文書に日付がないんですが、


募集要項をみてみますと、“審査結果の通知 令和２年７月 13 日（月）（予定）”となってまして、


どうやら昨年夏に終わった話みたいなんですね。






委託された業務は　まちづくりをどうするかという方向性を示す「基本構想」です。


たとえば、和歌山市であれば、市駅周辺は寂れているから、駅ビルを建て直してそこに市民図書館をいれるべき


というようなスタートラインの構想です。


そこに、カルチュア・コンビニエンス・クラブの中核企業である蔦屋書店が参画してくるというのですから


門真市に続いて、大阪にまたツタヤ図書館ができるのではないか？


と解しても、あながち的外れでもないと思うんですね。



そこで、さきほど担当部署の土木課に聞いてみました。その取材メモを以下に収録しておきます。



・高石駅周辺整備基本構想策定業務は、募集要項にある通りのスケジュールで進めて、昨年7月に基本構想策定する事業者を選定した


・審査する選定委員は、全員が市の職員。外部委員はひとりも入っていない


・基本構想策定者の選定については、議会承認は必要ない


・基本構想の策定は、今年3月末が締め切りなので、まだできていない。発表は5月頃になるのではないか


・図書館をどうするとか、公民館をどうするなどという話には、まだなっていない


・基本構想ができたら、それを具体化した基本計画の策定を行う。その委託はどうするかはまだ未定


・基本構想を発表したのちに、その構想について市がパブリックコメントを募集して、その意見を基本計画に反映していきたい


・再開発はまだ進んでいないが、南海電鉄の高架事業の工事はかなり進んでいて、すでに下り線は完成している。上り線も今年5月に完成する予定


・高架化の工事が終わったら、側道の工事などに入り、それが完成するまでにまだ数年かかる見込み。


・それに伴って、駅周辺の再開発に関しては、南海電鉄とも協議はしているが、具体的な話はまだ何もない


・高架化の工事に関しては、南海電鉄の事業だが、大阪府や国も補助金を出ていると聞いている


・市のコンサルタントにアール・アイ・エーが入っていることはない。南海はどうか知らない


・中央図書館はまだ新しいので、建て替えや移転の話は出ていない


・和歌山市駅の再開発は、個人的に視察はしてきたが、行政としてはしていない。議員団が視察したという話も知らない。


ということで、みなさん、ここまで聞くと、だいたいどういうことなのかおわかりいただけたと思いのですが


あのシブチンの南海電鉄（失礼！）が大阪府内の南海本線の高架化を単独で進めるはずがなく、


当然そこには、補助金がからんでくるわけですが、そうしますと、和歌山市でさんざん問題視されました、アール・アイ・エーがからんでいるのではないのかと思わざるを得ないのですが、いまのところ、市が直接同社に委託しているというような情報は出来てきておりません。



しかし、南海電鉄が主体になっている事業については、果たしてどのようになっているのかは、まだわかっておりません。



そんなわけで、基本構想策定事業者に、蔦屋書店が選定されたからと言って､それがすぐに


高石市にもツタヤ図書館もどき？ができる


という話にはなりませんけれど、もし基本計画にも、このままCCCのグループ企業が絡んでくるとなると、ほぼそれが内定する


ということになるのではないのかと思います。


なので、高石市民のみなさまも、図書館がTSUTAYAになったらいやだなぁと思われたら、これからならまだまにあいます。


ツタヤ図書館もどき反対！　


の声をあげてください。議員さんたちも、カルチュア・コンビニエンス・クラブが運営するツタヤ図書館がのどこがどんなふうにヤバイのか、一度じっくりと調べてみてください。


よろしくお願いいたします。


なお、カルチュア・コンビニエンス・クラブの基幹事業であるTSUTAYA（昨年、グループ会社と合併して蔦屋書店に社名変更）が、2018年5月、消費者庁から景品表示法違反で措置命令を出され、翌年2月22日に、不当に稼いだ39億円の3パーセントの課徴金1億1753万円の納付命令を出された件について　（詳細は“嘘つきTSUTAYA”を違法認定　を参照）


担当部署に「ご存じですか？」と聞いてみると


「そんな話は知らない。部内でも聞いたことがない」


とのことでした。


追記　大事なことを書き忘れていました。高石市は、現在市議会に基本計画策定のための予算をあげており、この金額が3250万円だそうです。



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