2019年4月9日火曜日

海老名・不祥事一覧追加

こんにちは、日向です。

先日、「ツタヤ図書館の不祥事一覧表・海老名だけ」として、掲載しました表の内容について、クラスタの方から、早速、「大事な事件がいくつか抜けてる」との、ご指摘をいただきました。

まず、第一に、海老名市立中央図書館では、CCCの指定管理になってから、図書館資料として収蔵されている雑誌のラインナップが大幅に削減されていました。

このことについて、増田社長自らがが週刊東洋経済のインタビュー(2015/10/31号)で、

「うちのオペレーションのミス」とアッサリ認めました。

同誌はご丁寧に「編集部注」までつけて「この後、武雄と海老名の収録雑誌数は再拡大されることになった」とされているのですが、

指摘された方によれば「武雄は削減されたままなのを現地で確認済み」とのこと。

また、2018/11/28付でリリースしたBJの拙稿のなかで、海老名市民の方が、中央図書館所蔵の雑誌が


「座間市の三分の一しかない」[1] 

と不満を述べておられますので、「再拡大される」という約束は、いまだに果たされていないようです。

なお、東洋経済記者の、図書館で雑誌を「収蔵しなければバックナンバーは読めなくなります」

(同席した社員「図書館の蔵書を減らして、雑誌販売で利益を出そうとしているという疑問ですか?」)

との指摘に、CCCの増田社長は、こう回答しています。


「そんなセコイこと考えないよ。理念に反するもの。開架、つまりお客さんがみられる範囲と奥行きを向上させるというのが根本的な思想。それがもしも雑誌においてそうでないのなら、改善しなきゃダメ」

おそらく、増田社長もCCCの担当者も、雑誌でそう大見得を切ったことなんか、すっかり忘れてるんでしょうね。


30年前の登山ガイド


それから、もう一点は利用者の安全にかかわる問題です。「すでにない山小屋や登山ルートの情報も載せて」いた「三十年前の山岳本」について、市民グループが、これを参考にして登山するのは「危険」だと申し入れて、それらの古い本が除架されたという報道があったとのこと。

「市民団体が要望するまで整理できないようでは困る」と地元紙も社説で報じているようです。

いずれも、ツタヤだけの問題ではなく「ほかの図書館でもよくあることなのでは?」と思われたかもしれませんが、

雑誌タイトルを大幅に削減した件は、新刊書店を併設していて、そちらでの雑誌を立ち読みならぬ座り読みさせれば、書店の売り上げにもつながりだろうともくろむ、ツタヤ図書館ならではの、なかなかエグイやり方です。

30年前の登山ガイドにいたっては、ふつうは、とっくに除籍されているものです。リニューアルのときに、系列の古本屋から古本を大量に入れたツタヤ図書館だからこそ、起きた起きた不具合といえるでしょう。

というわけで、この2件を新たに海老名の事件簿に追加しておきました。

よろしく御願いいたします。


海老名市ツタヤ図書館不祥事・疑惑一覧 2019/4/8改訂
20159
開館直前、購入予定の選書リスト約8000冊中、4000冊近くが「料理本」が判明

選書リスト中に、タジン鍋、おろし金、メガネ拭きなどが混入、またアジアの風俗ガイド本など不適切な図書もみつかる

新装開館前日の記者会見で、中央図書館の館長を務める高橋聡氏が「武雄市図書館の時、僕たちはド素人でした」と告白して世間をアッと驚かせる
201510
平成26年度図書購入費3億9千万円のうち未購入残金9千万がCCCからが海老名市に返却されていないことが発覚(予算未執行)

CCC独自のライフスタイル分類による図書の配架が話題になり、職員すらどこになにがあるのかわからず大混乱に陥る

『旧約聖書出エジプト記』や『カラマーゾフの兄弟』が「旅行」に分類されていることがネット上で話題になり、利用者からは「本を探しにくい」と批判が集中した

共同で市立図書館を運営していたTRCが「企業理念が異なるのでCCCとは一緒に仕事できない。海老名からは撤退する」とJV離脱を表明

市長の仲介で、TRC離脱表明撤回するも「今後は一緒にやらない」と社長コメント

蔦屋書店、スターバックスの年間賃料は3,293,580円と、世間相場の半額以下の激安であることが判明し、その決定が不透明と批判される

図書館収蔵の雑誌ラインナップが大幅に削減されていることが判明。週刊東洋経済10/31号で、増田社長が「うちのミス」と改善を約束したものの、その後改善された形跡はなし
201511
指定管理者の応募資格だった個人情報保護の規格であるプライバシーマークをCCCが密に返上していたことが発覚
201512
指定管理でコスト削減と言われていたが、運営費は1.6億円から3.3億円と倍増していることが議会答弁等で判明

CCC・TRC共同事業体との海老名市立図書館の基本協定解約と、市長へ5億円の損害賠償請求することを求めて、市民団体が横浜地裁に提訴

図書館サイトのイベント案内ページの画像を他社サイトから盗用していたことが発覚。文章も、生活総合情報サイトに掲載された記事から無断転用していた
20161
図書館でTカード機能付貸出カードを作ったら、知らない会社からDMが送られてきたとのツイートを発端に、CCC管理によって個人情報が図書館の外に流失しているのではとの疑惑が浮上
2016年4月
海老名市民が来館者データの情報開示請求したところ、201621日の来館者数が4303人で、大混雑した新装開館日よりも多い数字が報告されていたことから、来館者数カウントで不正が行われているのではとの疑惑が浮上
20166
電気・水道のメーターが市立中央図書館と、目的外使用部分(スタバ、蔦屋書店)が別契約になっていないことが判明。「82の割合で支払っている」と市教委答弁するも、市民の税金で民業部分の経費を一部負担しているのではとの疑惑が浮上
20169
カフェと書店の賃料が相場の10分の1、固定資産評価が図書館新築時30年前の評価で算定していた。海老名市財産規則13条(価格の再評価)違反を指摘される

図書館のホームページのデザインが多賀城市・高梁市のHPと同じであることが基本協定書28条3(物品の帰属)に違反と指摘される
201611
市民グループから「すでにない山小屋や登山ルートの情報も載せて」いた「三十年前の山岳本」が在書されているのを「利用者の安全に影響しかねない」との指摘を受けて、それらが書庫に移されていたことが判明
20185
消費者庁から、CCCグループの基幹事業である「TSUTAYA TV」等の「動画見放題」広告が景品表示法違反と認定され、措置命令を下される
20186
中央図書館長が、CCC図書館カンパニー社長を兼職している行為が図書館法13条の2に違反と指摘

CCC運営の中央図書館において司書の有資格率が48.8%と、50%割り込んでいることが判明。協定書第9条違反を指摘される
201811
CCCによるこれまでの不祥事をまったく考慮せずに、翌年4月から5年間の指定管理者に、再度CCCTRCの共同事業体を選定
20191
CCCが裁判所の捜査令状無しに、Tカードの会員情報を警察に提供していたことが発覚。Tカード導入している図書館でも、利用者の情報が無断提供されているのではないかとの不安が広がる。
20192
消費者庁から、虚偽広告と認定したTSUTAYAに対して、最終的に確定した額として、過去最高の1億1753万円にものぼる課徴金納付命令が下される


[1] 2018/11/28付BJ記事『海老名市ツタヤ図書館、年間税金投入が市直営時代の2倍…市、委託契約更新を強行』
「図書館を考える市民の会」会長のコメント

「本が古い。書架の上のほうは手が届かない。探しにくい。CDの購入がない。雑誌が座間市の3分の1しかない」




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