2021年10月29日金曜日

都立高校・学校図書館の闇(5)光エス三社を率いる“西新宿の司令塔”

 

こんにちは、日向です。


のつづきです。


第3回までで、まだおぼろげながらですが、光エス三社が受託している東京都立高校の学校図書館業務の輪郭をつかむことがてきましたが、


そもそも光エス三社が、どういう企業なのか、そして三社が、本当にグループ企業なのかということの証明が、まだできておりませんでした。


ネットには、これら企業の実態がわかる情報はほとんどありません。


会社の売上がいくらかすら、公表されておりません。


あらかじめ入札資格の審査等で、決算書類が提出されているはずの東京都財務局に、この件を問い合わせてみても、どういうわけか開示しないと回答。


3社に、登記簿では「官報による」とされている決算公告がいつの官報に掲載しているのか、または電子公告ならば、どこのサイトでそれを行っているのかを直接問い合わせたところ、いずれの社も、これに対する回答を拒否。


官報のデータベースで検索してみましたが、売上額等に関しては、どの会社のものもみつかりませんでした。


これにより、光エス三社は、すべての株式会社に義務づけられている決算公告の義務すら果たしていないことが判明しました。


本日は、そこに迫っていきます。





下の表をみてください。光管財、エースシステム、秀光の三社について、会社の登記簿謄本や帝国データバンクなど調査会社のレポートに記載されている事項を整理してみました。






この表によって、光エス三社が、光管財率いるファミリー企業というウワサが、まぎれもない事実であることはっきりと確認できました。


なお、先に断っておきますと、登記されていても、各役員個人の住所は、本来掲載は控えるべきですが、三社の相関関係を示すためには、それら役員個人の住所も必要な情報でしたので、あえて登記簿の記載事項をそのまま掲載しています。



まず、光エス三社の司令塔というか、本社ともいうべき光管財。1981年設立で、資本金は5000万円。社長の田中光氏は、帝国データバンクの調査によれば、1971年生まれの50歳。


同社には、もうひとり代表権を持つ取締役の田中祐治氏がいて、どうやら、この祐治氏が同社の創業者(会長)であることが判明。


赤字の部分をみてください。


光管財の住所は、2013年に移転するまでは、先代・祐治氏の自宅と同じでした。


そして、その光管財が移転する前の住所が、エースシステムの田中言子社長の住所と同じなんです。


ということは、光管財の創業者である田中祐治氏とエースシステムの社長をつとめる田中言子氏は、親族(配偶者?)である可能性が高いと言えます。



もう一社の秀光の本社所在地の住所と、光管財の支社の所在地も同じです。


さらには、秀光の吉原正人社長(姻戚関係?)の住所と、エースシステムの支店所在地は同じです。


また、秀光の役員には、光管財の田中光社長と、田中祐治会長が就任しています。


光管財の役員をつとめる永濱晋郎氏は、秀光の役員もつとめています。



ここまで経営陣と役員が重なりますと、「光エス三社」の実態は、光管財グループというひとつの企業であるとみていいかと思います。


「三社」と書きましたが、実は、まだほかにもグループ企業が何社か設立されていて、公務の受託では、巧妙に別法人として、東京都全域で入札をしているのではないのかという疑惑も同時に浮上してきましたが、ややこしくなるので、その点については、ここでは、ふれません。




では、光管財グループでどのくらいの売上規模があるのでしょうか。



下の図をみてください。帝国データバンクの調査によれば、光管財一社だけで、2020年12月期は47億円の売上をあげていることが判明しました。



帝国データバンク・企業情報(6/30閲覧)より



2016年には29億円だったのが、4年で約1.5倍にも売上を伸ばしているのです。



残念ながら、エースシステムと秀光については、帝国データバンクも東京商工リサーチもレポートがありません。



受託を増やしていた都立高校の学校図書館の運営業務では、エースシテスム、秀光ともに、光管財の半分強の売上をあげておりましたので、その比率から推測すると、三社合計では、70億~100億円近い売上をあげていても、決しておかしくないように思います。


ちなみに東京都からの受託だけでも、三社合計16億円の売上をあげていますが、これには、23区の業務は含まれていません。


たとえば、地場である足立区の2020年度の受託額をみてみますと、光管財が4億3000万円、エースシステムが9000万円と5億円を突破しています(秀光は、なぜか足立区の受託なし)。


光管財が本社を置く足立区の受託実績



もし、23区だけでなく東京都下の自治体も含めて、グループ企業で手分けして、かたっぱしから、公務を入札して落札しているとしたら、その規模が100億円近くなっていてもおかしくないわけです。


同社サイトのアーカイブをたどっていくと、もとをたどれば、先代社長が40年前に、ひとりでポリッシャーを操作してビルの床清掃を始めた会社のようです。


それが、あれよあれよという間に、公務に食い込んで飛躍的に事業を広げているとしたら、よほど何か特別なノウハウがあるのでしょうか。



さて、ここからは、関係者への取材です。


光エス三社のうち一社に勤務して、都立高校の学校図書館の運営業務に関係している人物に話を聞くことができました。


田中光社長がどんな人物なのか、田中ファミリーはどうなっているをお聞きしましたところ、


驚いたことに、そこそこのポストにある人物であるにもかかわらず、


社長とは直接話をしたことがない。経営陣も、ふだんは事務所で一度もみたこともない


とおっしゃるのです。



社長は、ふだん光管財の西新宿の支社(都庁の隣の小田急第一生命ビル17階。登記簿には記載されていない)にいて、ここで三社の業務を統括している


ということしかわからないのです。



ややこしい書類もすべて、光管財に提出するそうです。



では、いったい、どうして光エス三社が都立高校の学校図書館を次々と受託できたのか。次回からは、そのへんについてもう少し詳しくみていきたいと思います。


よろしくお願いいたします。


※現在、光エス三社に関して情報提供してくれる方を探しています。ご協力いただける方は、右上欄のメールアドレスにメールをお送りいただくか、または、最下段のコメント欄に、メッセージの書き込みをお願いします(書き込むだけでは、一般公開されませんので連絡用にご活用ください)


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