2019年4月6日土曜日

ツタヤ図書館不祥事一覧表・海老名だけ

こんにちは、日向です。

ツタヤ図書館について事前になんの知識もなく、初めて行かれた方というのは、だいたい同じような感想を持たれますね。いわく


オシャレ

一日いられる

スゲー


カッケー


「だいたい、ツタヤ図書館って、いろいろ批判されてるのって、なんなの? 別に楽しければいいじゃん、スタバもあるし。一部の図書館フリークの人だけが、わけのわからないこと言ってるだけでしょ」

というような感想を持たれる方も、まだまだ多いと思うんですよ。

どうしてそうなるのかっていいますと、ツタヤ図書館の不祥事とか問題点というのは、ほとんどが目に見えないんですね。んー、なんて言えばいいかな、図書館そのものよりも、行政上の不正とか、その運営上の問題点なんですね。

試しにツタヤ図書館の事件一覧表を作成しようと思ったら、あまりに事件が多すぎて、断念したことがあります。いや、大袈裟ではなく、ホントです。

そこで、昨年、海老名市の図書館だけで起きた不祥事をピックアップして、記事を書くときに一覧表にしていました。

今回、新たに、Tカード会員情報を警察に提供していた件と、消費者庁に違法認定された虚偽広告の事件を追加したのが下の表です。ずっと下へ、スクロールしてみてください。どうです? すごくないですか? 


海老名市ツタヤ図書館不祥事・疑惑一覧
20159
開館直前、購入予定の選書リスト約8000冊中、4000冊近くが「料理本」が判明

選書リスト中に、タジン鍋、おろし金、メガネ拭きなどが混入、またアジアの風俗ガイド本など不適切な図書もみつかる

新装開館前日の記者会見で、中央図書館の館長を務める高橋聡氏が「武雄市図書館の時、僕たちはド素人でした」と告白して世間をアッと驚かせる
201510
平成26年度図書購入費3億9千万円のうち未購入残金9千万がCCCからが海老名市に返却されていないことが発覚(予算未執行)

CCC独自のライフスタイル分類による図書の配架が話題になり、職員すらどこになにがあるのかわからず大混乱に陥る

『旧約聖書出エジプト記』や『カラマーゾフの兄弟』が「旅行」に分類されていることがネット上で話題になり、利用者からは「本を探しにくい」と批判が集中した

共同で市立図書館を運営していたTRCが「企業理念が異なるのでCCCとは一緒に仕事できない。海老名からは撤退する」とJV離脱を表明

市長の仲介で、TRC離脱表明撤回するも「今後は一緒にやらない」と社長コメント

蔦屋書店、スターバックスの年間賃料は3,293,580円と、世間相場の半額以下の激安であることが判明し、その決定が不透明と批判される
201511
指定管理者の応募資格だった個人情報保護の規格であるプライバシーマークをCCCが密に返上していたことが発覚
201512
指定管理でコスト削減と言われていたが、運営費は1.6億円から3.3億円と倍増していることが議会答弁等で判明

CCC・TRC共同事業体との海老名市立図書館の基本協定解約と、市長へ5億円の損害賠償請求することを求めて、市民団体が横浜地裁に提訴

図書館サイトのイベント案内ページの画像を他社サイトから盗用していたことが発覚。文章も、生活総合情報サイトに掲載された記事から無断転用していた
20161
図書館でTカード機能付貸出カードを作ったら、知らない会社からDMが送られてきたとのツイートを発端に、CCC管理によって個人情報が図書館の外に流失しているのではとの疑惑が浮上
2016年4月
海老名市民が来館者データの情報開示請求したところ、201621日の来館者数が4303人で、大混雑した新装開館日よりも多い数字が報告されていたことから、来館者数カウントで不正が行われているのではとの疑惑が浮上
20166
電気・水道のメーターが市立中央図書館と、目的外使用部分(スタバ、蔦屋書店)が別契約になっていないことが判明。「82の割合で支払っている」と市教委答弁するも、市民の税金で民業部分の経費を一部負担しているのではとの疑惑が浮上
20169
カフェと書店の賃料が相場の10分の1、固定資産評価が図書館新築時30年前の評価で算定していた。海老名市財産規則13条(価格の再評価)違反を指摘される

図書館のホームページのデザインが多賀城市・高梁市のHPと同じであることが基本協定書28条3(物品の帰属)に違反と指摘される
20185
消費者庁から、CCCグループの基幹事業である「TSUTAYA TV」等の「動画見放題」広告が景品表示法違反と認定され、措置命令を下される
20186
中央図書館長が、CCC図書館カンパニー社長を兼職している行為が図書館法13条の2に違反と指摘

CCC運営の中央図書館において司書の有資格率が48.8%と、50%割り込んでいることが判明。協定書第9条違反を指摘される
201811
CCCによるこれまでの不祥事をまったく考慮せずに、翌年4月から5年間の指定管理者に、再度CCCTRCの共同事業体を選定
20191
CCCが裁判所の捜査令状無しに、Tカードの会員情報を警察に提供していたことが発覚。Tカード導入している図書館でも、利用者の情報が無断提供されているのではないかとの不安が広がる。
20192
消費者庁から、虚偽広告と認定したTSUTAYAに対して、最終的に確定した額として、過去最高の1億1753万円にものぼる課徴金納付命令が下される


これらの行為は、ほとんどが市民の目に見えないところで行われ、行政によって隠蔽されています。なので、何万回現地の図書館に通われても、CCCがとんでもないことしているなんて、ほとんどわからないしくみになっているんです。

ちなみに、今回追加した「Tカード会員情報の警察提供」と「TSUTAYA虚偽広告」は、すべてのツタヤ誘致自治体に共通する事件です。

いずれ、ツタヤ図書館一括で、不祥事一覧表を作成してみたいと思いますが、ちょっと無理かもしれません。

今日は、とりあえず、そんなところです。

【関連記事】
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