2022年10月7日金曜日

出したくなかった不存在決定 ~和歌山市民図書館ツタバ賃料9割引の文書は不作成~


こんにちは、日向です。



8月9日に、和歌山市に出していた、市民図書館の賃料値引きのプロセスがわかる文書の開示について


先日、ようやく「不存在」決定が出ました。







市民図書館に出店するスタバと蔦屋書店の賃料(行政財産の目的外使用料)を当初の目安額の9割引の金額に決定したプロセスがわかる文書の開示を求めていたのですが、最終的に平米当たり約1万円とした賃料の計算方法については、くわしい資料が開示されているのに、


2017年10月の当初、指定管理者の募集要項で明示していた「平米当たり3万円の目安賃料」については、その金額を算出した計算式等の文書が一枚もないというんですね。


で、まあ、ないならないで「不存在」を出してくれれば、「そんな大事なことを決めるのに、なんの文書も残してない!」と思う存分批判できると思っておりましたところ


和歌山市の担当部署では、「いや不存在は出せない。その当時の文書はないけど、金額の根拠となった関連文書はあるので、そちらを出す」と言っててきかないんですよ。


あれっ、こちらが希望した文書は、ないんですよね? あるんですか?


新しい市民図書の運営者を決める際の、指定管理者募集要項のような重要な文書の記載事項については、当然、起案者は、その根拠となった計算式を書いた文書を添付のうえ、上の決裁を仰いでいるはずなのに、それがないないんて。目安賃料は、どうでもいい数字でしたか?


と何度しつこく聞いても、ないものはないと一点張り。


で、ないのでしたら「不存在を」とお願いしているのに、


不存在は出せない。関連文書を出す


という押し問答を何週間も続けておりました。


これではラチがあかないので、私のほうで、こう申し出たんです。


わかりました。じゃあ、一度この開示申出は取り下げますので、改めてどういう請求文にしたら、不存在を出してくれるかを教えてください。私は、一字一句その通りに書いて出しますので。そう言って請求文を書いてもらったのが、以下の文面です。



 2017年10月に和歌山市が公表した、和歌山市民図書館指定管理者募集要項14ページに和歌山市民図書館の行政財産目的外使用料として「1年あたり31,851円/m」 と明記している。この金額を導き出すために、根拠資料を元に計算した当時作成した計算式を示した資料、また、その掲載決定プロセスに関して行われた打ち合わせや会議の記録のほか、それらについて起案~決裁までの日付がわかるもの。


ということで、ようやく出てきたのが、下の文書です。


「開示しないこと/決定した部分」の欄の右「全部」の■がチェックされてますね。これが正式な不存在です。





これで、和歌山市は、市民図書館に出店するスタバと蔦屋書店の賃料を当初の目安額の9割引の金額に決定したプロセスがわかる文書は作成していないという事実をようやく確定することができたわけですが、ぬか喜びしたのは、そこまで。



「開示しない理由」の欄をみますと、



請求のあった公文書について、「1年あたり 31,851円/m」の金額を導き出すために、根拠資料を元に計算した当時作成した計算式を示した資料は存在しない。


という主題の後に、こんな言い訳をつけ加えているんです。


ただし、和歌山市民図書館の行政財産目的外使用料として「1年あたり 31,851 円/m」と明記したこの金額は、「平成29年2月定例市議会議案第23号」の土地及び建物の面積及び価額を元にして「行政財産の使用許可に関する使用料条例」を根拠に積算している。






これ読んで、もう呆れましたね。これまで何度も「不存在は出せない。なぜならば関連文書があるから」としていたときの理由を、不存在決定の文書の、ただし書きで記載してきているんですよ。


これ読んで意味わかりますか? 募集要項に記載した目安賃料(「1年あたり 31,851 円/m」)の説明資料はないけれども、無根拠で記載したわけではなく、募集要項を公開するよりも8カ月前に、議会に出した議案に根拠は書いてある。


そう言っているんですよ。はぁ? 「不存在」なら、こんな一文はいらんでしょう。なんでクドクドと言い訳しているの? 当時、募集要項を起案して決裁した際に添付されていないと意味ないじゃあないですか?事前に会議で了承を得ているとか、ほかの手続きで決裁を得ているのでしたら、その文書を出すべきで、それらがないのなら「不存在」の一言でいいものを、いや、実は、議会に出した議案の中に、その根拠は書いてあったんですよと言い訳しているんです。


この説明は、非常にわかりにくい。わかりにくい言葉を連ねることで、一般の市民を煙に巻き、記録を残さなかった自分たちの行為は、正当だと言いはっているように私には聞こえます。


なので、もし可能であれば、市民にわかるような平易な言葉でもう一度、但し書き部分について説明してください。


読書活動推進課の担当者の方には、そうお願いしておきました。まあ、難しいでしょうけれど。



5年目に突入した“ほぼ月刊ツタヤ図書館”



さて、おかげさまで、この10月で、当ブログをスタートして丸4年になり、5年目に突入しました。


第一回目の投稿がが2018年9月15日。


その直前に、ダンボール箱に入った1400枚の97%黒塗文書が送られてきまして、いったいこれはどういうことなのか?





と和歌山市がツタヤ図書館を建設することになったプロセスを詳しく調べる日々が始まりました。


その後、2019年の12月には、シーズン1・疑惑の選定会議編と、シーズン2・123億円の再開発事業編を終えまして、それで一区切りついたつもりでしたが、未解明の問題は、まだまだ山積しており、シーズン3スタートを宣告することもなく、2020年6月の和歌山市民図書館グランドオープン後の運営編に突入していました。


もういい加減ネタ切れと思っていた2020年4月には香川県丸亀市で、延岡エンクロスとそっくりな市民活動センター(のちにマルタスと命名)をCCCが受託。8月には、山口県宇部市でツタヤ図書館もどき・トキスマ建設計画(議会で否決)が浮上したかと思ったら、


その年末には、熊本県宇城市、大阪府門真市と立て続けに、ツタヤ図書館誘致する自治体が出てきて、その内実を調べるのにあたふたとしているうちに、翌年年度末には、再度、児童書の独自分類や司書資格者率の改変など、和歌山市民図書館の酷い運営実態が次々とあきらかになっていきました。


それと前後して、2019年5月からは、和歌山市で学校図書館までCCCに委託するという危機に端を発した、偽装請負問題に取り組み、そこから派生した東京都立高校の偽装請負事件をロックオンしたのが夏頃でした。


都立高校・学校図書館の問題は、ツタヤとは直接の関連性はないんですが、その違法実態をあきらかにすることで、都議会で問題になり、米川大二郎都議の尽力によって、全校委託廃止というドラスチックな変化をまのあたりにすることができました。


あとは、近くツタヤ図書館を誘致するではないのか、アヤシイと言われている大阪府高石市の動向についても、ウォッチしてきました。


ここまできたら、いよいよ終りがみえてきたなぁとおもった今年1月には、沖縄県読谷村が、ツタヤ図書館としては初のPFI方式で、20年契約のツタヤ図書館を建設するという、これまた信じられない出来事があって、その内幕を、発覚直後から、ひととおり追っかけて、一区切りついたのが今年7月のことでした。その直後に、これまで一度もとりあげてこなかった延岡市エンクロスの4年間を振り返って、来期からの展望に期待を寄せました。


そんなわけで、これで終るはずと思うたびに、新たな問題が出できて、なかなか終りにはなりません。


いま集中的に取り組んでおります、和歌山市民図書館の目的外使用の問題がひととおりカタがつきましたら、今度こそ、ブログ終了宣言ができたらいいなぁと思ったりもしています。


といいながら、ほかのネタをだらだらと書いていくかもしれませんが。


みなさま、今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。


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2020年8月29日土曜日

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20206月》

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