2022年9月1日木曜日

文書不存在は、絶対に出すな!

~ないものもあると言い張る和歌山市の“ご飯論法”~ 


こんにちは、日向です。


リアルタイムで進行中の件なので、書こうかどうしようか少し迷ったのですが、途中経過の記録として残しておきたいので書くことにしました。


2022年8月16日火曜日


で書きました、和歌山市民図書館内に設置された、スタバ・蔦屋書店の賃料の件です。


私が開示申出(開示請求は市内在住者のみ)をした公文書について、



探してみたところ、公文書としては存在しないのだが


一週間くらい待ってもらえれば、これからその間の事情を関係者に聴き取りをした計算根拠を情報提供として出すことができる


との和歌山市読書活動推進課・担当者からの申出をキッパリと断りまして、


ないのでしたら、不存在を出してください。でなければ、受け取りは拒否します。


そのうえで、新たに開示申出をだしますので、それに対する回答として、情報提供をお願いします。


と申し上げたんですね。




それが二週間くらい前のことでした。



わかりました。では、その方向で検討します。


と、担当者の方もなんとかこちらの真意をご理解いただけたようなんです。(その後、いま不存在を出す準備をしていますとの報告あり)








で、昨日になって、担当者の方から再度、御電話いただきまして、


ようやく準備ができましたので、開示資料をお送りします


とおっしゃるんですよ。


えっ、不存在の回答ですよね?



と確認しましたところ、こんな珍妙なことをおっしゃるんですよ。



いえ、一応こちらで再度調べましたら、議会へ提出した議案のなかに、関連した文書がありましたので、そちらをお送りします。



はぁ、そうなんですか。とすると、それには、募集要項にあった、平米あたり3万円の計算根拠が明記されているんですか?


いえ、計算根拠までは書かれていないのですが、権利変換計画をもとにしたという意味合いのことがその文書に書かれているんです。



はぁ、そうなんですか。何度も繰り返してしつこいようですが、私が求めているプロセスがわかる文書の一番目の項目にあげているのは、


 

募集要項の行政財産使用料の金額に関する部分を起案された方が、


その計算根拠を添付して、上の決裁を仰いだ際の資料なんです。


これだけ重要なことですから、必ず決裁は取られているはずで、起案者が、自分勝手に、なんとなくこのくらいでいいだろうとした金額ではなく、



こういう根拠で、この金額になりましたよということを説明する文書を添付するか、もしくは上司との打ち合わせや部内の会議で述べたうえで


募集要項が決裁されているはずなんですよ。そのときの文書を出してくださいとお願いしているわけですから、それがないのでしたら、


「該当文書は不存在」として出していただければ、それでいいんですよ。どうしても、不存在は出したくないんですね。


そういえば、○○さん、先日「すでに不存在の文書は準備できていて、いま、各所に回覧して決裁を仰いでいるところなので、まもなく出せる」とおっしゃっていたのではないですか? 上司の方が、それではダメと戻されたのですか?



はい、そうです。やはり、根拠がないとか説明できないというのはまずいと…。



そうでしたか。また繰り返しになって申し訳ないですが、私としては、当時の公文書がないのでしたら、不存在を出していただいて、今回情報提供いただける分については、別の開示申出を出しますので、それに対する回答ということにしていただけませんでしょうか?



わかりました。上と相談して、またご連絡差し上げます。


ということになりました。


和歌山市民図書館内でCCCが経営するスタバ・蔦屋店舗の家賃が、募集要項では平米あたり3万円だったのが、CCCが選定されてオープン直前に、その三分の一に変更なったプロセスがわかる文書は、一枚も残ってない


という動かぬ事実を確定させるということが、こんなにも大変な手続きなのかと、少しウンザリさせられました。


ああ、そうか、こういうのを「ごはん論法」(※1)と呼ぶのかと、改めて思いました。



(※1)「朝ご飯は食べたか」という質問を受けた際、「ご飯」の意味を故意に狭い意味として解釈し、例えばパンは食べたにもかかわらず、「ご飯(白米)は食べていない」と答えるように、質問側の意図をあえて曲解し、論点をずらし回答をはぐらかす手法である。(ウィキペディア「ご飯論法」より)


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2020年8月29日土曜日

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