2022年6月25日土曜日

6/24の読谷村議会で、PFI事業が正式承認!

 ~賛成討論でやり玉にあげられた経済ジャーナリストって誰?~


こんにちは、日向です。


ちょっとご報告が遅くなりましたが、昨日の6/24金曜日、沖縄県読谷村議会本会議で、(仮称)読谷村総合情報センター及び周辺環境整備事業 に関する議案が正式に可決しました。


YouTube より
https://livecam.asia/okinawa/yomitan/yomitan-gikai.html



まだ公式発表がないので、議案名(令和4年議案33号)はのちほど確認しますが、今年3月に議会承認する予定で延期になっていた債務負担行為についての議会承認です。


【過去記事参照】↓


もともと無風の議会でしたので、なにもなければ、3月議会でスンナリ通過するはずでしたが、私が、この間にビジネスジャーナルで何度か、本事業の実態をレポートしたことが、もしかしたら、少なからぬ影響があったのかもしれません。


本事業の中心は、20年契約のツタヤ図書館建設であることや、その事業が建設と運営を、選定された企業グループに20年の長期(周辺施設は30年)で任せるPFI方式に決定したブロセスを詳細にレポートしました。


PFI方式の中身からして、単年度の事業費すら公開されておらず、内閣府が定めた手順を適切に踏んでいないのではないのかという点を指摘したり、優先交渉権者の選定にあたっても、審査委員に就任した人物が、事前に村内事業者を指導していた不正疑惑までも追及しました。


【過去記事参照】↓


私が指摘した内容については、議員のセンセイ方はもちろん、村民の方たちも、寝耳に水と言ってはヘンですが、


村が何をしようとしてるのか、図書館を任せるCCCという企業は、いったいどういう会社なのか、ほとんどご存じなかったようで、


執行部はそんなバカなことをしてたのか!となって、改めて村に、説明の場を設けてほしいという、署名運動も始まっていました。



で、結局、私がこれまで指摘した、事業内容の不適切さについては、詳細な説明がまったくないままに、議案だけが可決した次第です。



金曜日の議会では、かなり怒ってるといいますか、反対の立場をとって厳しい質問をされた議員さんもいて、再度説明を求める場面もありましたが、すでに事態は決着していたんです。


なぜならば、その前に、本件は、特別委員会を設置して、詳細はそちらで議論をし、その結果を24日の本会議に報告して、採決だけ求めるという、なかなか手の込んだ進め方をされてましたので、執行部としては、もうここまできた以上、何がなんでも成立させないとという背水の陣で臨んだんだと思います。


本会議や専門の委員会で、このまま議論を続けていたら、執行部が立ち往生するのはもう目に見えていましたから、その醜態を世間にさらすわけにはいきません。


議会中継や議事録として記録も残らない特別委員会で、事前に設定されたいくつかの問題点に絞って検討して、その結果を本会議に報告するという、手法が取られました。


17年にCCCを選定した和歌山市でも、私が官製談合疑惑をしつこく追及していたら、19年頃から、議会では、新図書館のことは一切取り上げなくなったのを彷彿とさせますが、読谷村の場合、優先交渉権者は選定していても、まだ本契約を交わすための議会承認が確定する前ですから、これこそ政治用語でいうところの、“安全運転”に徹しなければなりません。


もし、2020年9月の宇部市みたいに、議会が紛糾して、万が一にでも、議案不成立となったら、どうなるでしょうか。各方面とさまざまな約束をしてきた首長が辞任しなければならないような事態に発展しかねないわけですから。事実、宇部市はそうなりました。



というわけで、選定されたコンソーシアムが設立した特別目的会社と、村が本契約を交わすため議会承認は、なんとかクリアされたわけですが、


しかし、PFIについての事業者は、モニタリングをする村がダメ出しさえすれば、交代させることができるしくみですので、読谷村にツタヤ図書館なんてとんでもないと思っている方は、これからが本番です。


キチンと村長に、村民への詳細な説明を求め、納得のいかないことがあれば、どんどん意見を述べるべきです。黙っていたら、おかしなことにしかなりませんが、村民(に限らす外からも)のみなさんが声を上げれば、CCCという大企業は、信用第一ですからおかしなことはできません。


私も他のツタヤ自治体と同じように、これからも監視していきたいと思いますので、どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。




ところで、先日の議会のなかで、実に不可解なことがひとつありました。



ひとりの議員のセンセイが、議案に賛成する立場から、こんな意味のご発言をされていたんです。



・執行部は、PFIの契約をする民間企業といういう相手があることなので、なかなか事前に詳しい説明をできなかったのは仕方ないと思う


・そんななかで、経済ジャーナリストと名乗りる者が自分にしつこく何度も連絡をしてきて、


・PFIの事業者のある企業は、辺野古(の基地建設)に賛成しているが、そういうところに任せていいのかと言ってきた


・経済の話に辺野古のことをからめてきたので、私は一切相手にしなかった


・ここにいるほかの議員も、この人から連絡あったはずだ。(暗に、コイツはとんでもない奴だ)



なかなか意味不明なことばかりなんですが、どうやら、この経済ジャーナリストというのが、もしかして、私のことをさしているのかな(ちなみに、私は、「経済ジャーナリスト」と名乗ったことは記憶している限り一度もありません)



そう思って、取材記録を改めて詳しく確認してみましたが、


当然のことながら、私が「あの企業は、辺野古に賛成しているが~」なんていう発言は、どなたにもしておりませんでした。



そもそも、議員の先生方への連絡は、議会事務局を通して行うようになっていたことから、ほんの数人の方しかお話を聞けていないんです。


そのなかで、ひとりひとり記録を確認してみましたが、そのような発言は、どこにもありませんでした。


ツタヤ誘致自治体では、どこでも公明党の議員さんが賛成している


というくらいは言ったのかなと思ってましたが、それすらも言ってませんでした。



これはやられたのかな


という感想です。



だったら、証拠を出して反論しろよ



そう思われるかもしれませんが、こういったのは、基本、オフレコ取材なんですよ。


誰が何を発言したかとか、自分も含めて、その記録を出すというのは、よほどのことがない限りできません。


なので、この議員さんが悪意をもって私を貶めようとしたとは思いたくないですが、もしかしたら、周辺から、不正疑惑とか言ってひっかきまわしているアイツを潰してほしいというような、印象操作の働きかけがあったのかもしれません。


こういうのは、これまでツタヤ誘致自治体では、はじめての経験です。


似たような企業サイドからの反発としては、私の記事が事実と異なるデタラメを書いてあるので訴えてほしいと、事業者サイドから、某自治体に私を訴えるよう働きかけがあったことは確認しています。関係者の方が、ご親切に、こういう動きがあるよと教えてくださいました。


もちろん、記事は、事実と異なることはなにもありませんでしたので、訴えるならどうぞとお待ちしてましたが、結局、その後は、なにもありませんでした。あれはむしろ「われわれは不正なんかしていない」という、役所に対するアピールだったのかもなんていまは思っています。


すみません。話が横道にそれましたが、読谷村の20年契約のツタヤ図書館阻止、これからが本番です。まずは、詳細な説明をしていただきましょう。



沖縄が本土に復帰して、ちょうど50年の節目の年、そして沖縄戦等の戦没者を追悼する慰霊の日の翌日に、20年契約のツタヤ図書館が承認されたことは、歴史に残る事実として、記憶されるべきだと思っています。



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