2022年4月10日日曜日

読谷村・第二弾は、黒塗りのPFI

 

こんにちは、日向です。



さきほど、沖縄県読谷村がPFIでツタヤ図書館を誘致した件について


第二弾の記事がBJにリリースされました。





沖縄読谷村・ツタヤ図書館に官製談合疑惑…落札率99.99％、異様な選定経緯


https://biz-journal.jp/2022/04/post_288329.html




“官製談合”とか書きますと、CCCの公共施設の受託案件では、毎度のことなので



また、かいなぁ…


と、ツタヤウォッチャーのみなさん、もう飽き飽きしているかと思いますが、読谷村の場合、CCCにとっても初のPFI案件とあって、


大向うをうならせるような、仕掛けがいろいろとなされていることが少しずつわかってきました。



今回は、PFIの専門家の先生に分析をいただいた結果をもとに、いくつかの考察をしています。


ポイントは、以下の2つです。




まず第一に、試算のプロセスの不可解さです。


PFI法に則って、図書館を含む総合情報センターの整備を実施するにあたって最低限必要とされている検討が適正に行われたことを確認できませんでした。








行政が直接実施する場合と、民間事業者が実施する場合を比較して、こんなにPFIにしたらオトクということを数値で表す

最も肝心の部分が完全にマスキングされているのですが、内閣府の資料や関係者への取材でわかった数字から推定すると


少なくとも建設費については、ふつうに役場が実施したときと比べて安くなっていない。図書館等の公共施設部分の運営費の部分が、なぜか安くなっているような試算になっていることがわかりました。


具体的にいいますと、直営で実施した場合の運営費は年間8900万円なのに、PFIにしたときは、なぜか“管理・運営費”が5000万円で試算されていました。


運営費は、余剰地に商業施設を建てて、そちらの収益を考慮して安くなっているのでは？


そう思われるかもしれませんが、余剰地に建てられるホームセンターなどは、CCCではない別の構成企業が担当することが決まっています。


なので、CCCがあてにできるのは、従来のツタヤ図書館と同じく、自社が経営する施設内のスタバなど民業の店舗のみです。


とすると、この金額では、CCCは到底採算があいません。


別の契約が裏に存在しているか、または、実際の契約段階になったら、実情に即した金額に変更されるのではないか


というのが、関係者のみたてです。一度決まった落札価格が変更されるなど、通常の公共事業では、考えられないことですが、PFIという特殊なスキームでは、なにか仕掛けがあるのではないのかと考えざるをえません。



第二に、今回のコンペでは、価格競争はなかったということ。


最終選考で3グループが競合したとされている事業者選定では、タイトルに落札率99.99％とあるように、役場が設定した、上限価格よりも1500円低い価格で決まっています。


コンペに参加した他グループは、もっと低い価格を提示していたかもしれませんが、提案の中身など、総合点でCCC含む6社で構成されるコンソーシアムが選定されたわけです。


で、そこには審査員の顔ぶれや配点などによって、恣意的なものがあったであろうことは、容易に想像がつくわけですが、最大のキーポイントは、このスキームをつくったのは、誰かということ。


そのへんについては、第三弾以降で詳しくとりあげる予定で、いま鋭意取材を進めているところです。


なお、この記事を書くにあたって、事前に読谷村へ出した質問についての回答が一昨日届きましたが、すでに原稿は編集部に送っていたため、これらの内容を反映することができませんでしたので、以下に貼り付けておきます。


よろしくお願いいたします。











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2020年8月29日土曜日

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《2020年5月》

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