2022年7月8日金曜日

延岡エンクロスをめぐる市長対CCC、攻防の行方

 

こんにちは、日向です。


世間が大事件で騒然となっているときこそ、できれるだけ淡々と、自分がやるべき仕事を続けたいと思います。


さて、今朝、以下の記事がBJにリリースになりました。


ツタヤ図書館、崩壊の始まりか？CCCと癒着しない市長、延岡エンクロス見直しへ


JR延岡駅に直結した複合施設のエンクロス（「Wikipedia」より）


先月は、BJに一本も記事を出せなかったんですが、その分、今月は、この前編記事ともう一本、近く掲載予定の後編記事の二本を一気にリリースします。


延岡市のエンクロスについては、これまで、丸亀市マルタスがお手本とした事例として取り上げるばかりで、こちらをメインに扱った記事は一本も出せていませんでした。


ちょうど同じ時期にオープンした周南市の洋書はりつけ計画と、その前年にオープンして、Tポイントを騙し討ちで導入された高梁市の話題を追いかけておりましたので、図書館ではない延岡市のエンクロスについて書く機会を逸していました。


話がややこしいので、ついていけなかったというのが正直なところなんですが、それでも気にはなっていて、ウォッチはしつづけていたんです。



それがちょうど来年3月で、CCCとの5年契約が満期になるということで、来年度からの契約がどうなるのかという時期に入りまして、本格的な動きが活発化していたんです。


タイトルにもありますように、延岡市の読谷山洋司市長は、ツタヤ自治体では、はじめてCCCと癒着していない市長です。


必ずしも市長主導とまでは断言できなくて、議会の重鎮がCCCと癒着している周南市や丸亀市のようなケースもありますが、どちらも、市長は、CCCを喜んで受け入れていたのは事実です。


ところが延岡市に限っては、4年前にエンクロスがオープンする直前に、初当選した読谷山氏は、1億3500万円の運営費が適正なのかどうか、オープンを延期して検証すると言い出したことからもわかるように、あきらかにCCC運営に問題があることを認識している市長さんなんです。


その見直しを4年前は、議会の大反対にあって断念、結果的には予定通りオープンすることになりましたけれど、そのときにできなかった課題を、実直に4年後に、取り組んでいくそのプロセスについて、詳細にみていったのが、今回の記事です。


特に、ビツクリするようなネタはないんですが、前半につづく、後半では、総務省出身で岡山市の副市長も務めた読谷山氏ならではの、実にしたたかな見直しのプロセスについて深堀りしています。


地元延岡の市民の方にもその点を詳しく解説してもらいまして、議会で圧倒的な勢力を誇る反市長派を手玉にとるような議会運営ノウハウと見識の高さを、クッキリと浮き彫りにしました。


四面楚歌といいますか、これでもかというほどCCC応援団が市長を責め立てるなか、策を弄することなく、市民本位というスタンスを1ミリもぶれることなく、正攻法で突破していきます。そして、気が付いたら、CCCの命運は、全て市長が握っていたというのが、今回の二部に別れた記事のあらすじです。



前半はまとめ的な記事で、少し退屈かもしれませんが、後半では、なるほどそういうことだったのか、という解説がつきます。


この延岡市の事例をつぶさにみていきますと、タイトルにあるような


ツタヤ図書館崩壊の始まり


ともいうべき現象が起きていることに気づかれるはずです。


ということで、駆け足の紹介になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。



【前編】ツタヤ図書館、崩壊の始まりか？CCCと癒着しない市長、延岡エンクロス見直しへ


【後編】CCC、ツタヤ図書館事業拡大に暗雲？延岡エンクロスで市長が4年越しのリベンジ




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