2022年7月25日月曜日

“問い合わせフォーム”から送ったメッセージの回答

 ~読谷村SPCとのやりとり~



こんにちは、日向です。



本日は、電話番号は教えられません で書きました沖縄読谷村のSPC(特別目的会社)黄金環についてです。



結局、その後も何度か代表企業内の指定された番号に電話をしてみたものの、本日までに、ご担当の方とはお話をすることができませんでした。



ご用件は、サイトの問い合わせフォームからお願いします



そう言われてましたので、先週、そのフォームから、ご挨拶のメッセージをお送りしておりましたところ、



本日午前に、“黄金環株式会社”のご件名で、ご返信がありました。




内容は、取材を希望する場合は、いくつかの条件に同意することを条件にされておりまして、


質問と回答ともに、読谷村企画政策課同様に、すべて文書で行なうことが書かれておりました。



挙げられた条件としては、回答は省略せずに全文掲載することやフォント・サイズを記事本文と同様の扱いにする、すべてのやりとりを公開できることとする、内容によっては関係者・弁護士の確認が必要のため回答までに時間を要すること――などが挙げられており、個々の内容はそんなにハードルが高いものではありませんでしたが、あらかじめそれら全てに同意しないと、回答はしないというスタンスに疑念を覚えました。



そもそも、私としては、今回同社に連絡をしたのは、続報記事を書くための取材を前提としておらず、拙稿の読者の方から寄せられた素朴な疑問(SPCである黄金環の代表者が議会承認後になぜ代ったのか、その理由と経緯)を解消するために、一市民として問い合わせただけですので、現段階では、正式な取材申し込みではありません。



決定ではないけれど、記事を書く予定という体裁で取材を申し込んでもよかったのですが、そうしますと、あらかじめ、先方が提示した条件をすべて丸飲みなければならず、果たして、編集権を持つビジネスジャーナル編集部で、そのような条件にすべて同意するかはかなり不透明ですので、よほど大きなスキャンダルでもない限り、文書での回答をただ掲載するというのも、時期尚早と判断しました。



黄金環のサイト(http://kuganikan.okinawa/)では「新規取材のご依頼は、当ホームページのお問い合わせよりご連絡ください」となっていて、会社の電話番号はどこにもみあたらない。


一民間企業の活動でしたら、予め、このような条件をつけて取材に応じるというのも、ひとつの手法であり、特段めずらしいものともいえませんが、こと公共の事業を担う機関としての対応とししては、適切ではないように感じました。


一市民としての私が問い合わせをする前に、SPC自らが積極的に情報開示していくべきことだと思いますので、まずは、その点を十分に理解して意識を改めていただくことが先決のように感じました。



まぁ、それにしても、専用の電話番号さえサイト上に明記せず、問い合わせフォームでしか連絡がとれないというのは、なにかヤバイ会社ではないのかと思われかねない体制だと思います。


というわけで、先方の回答は、許可なく掲載できませんので、以下に、私が問い合わせフォームに送ったメッセージと、先方からの回答への私の返信二通をはりつけておきます。


ちなみに、この担当者の方は、日常的にCCCとも綿密なやりとりをしていると、地元メディアに書かれておりましたので、おそらく、私のメッセージもCCCサイドに送られて、両者で対応を協議した結果、今回、提示された取材条件だったのだろうと推察しました。


よろしくお願いいたします。





問い合わせフォームから送ったメッセージ


【 お名前 】 日向咲嗣

【 email 】 hina39@gmail.com

【 電話番号 】 

【 メッセージ 】 ○○○さま

 ジャーナリストの日向咲嗣と申します。先日来、たびたびお電話をさしあげて失礼しております。読谷村仮称総合情報センターのPFI事業を担うSPCついて、企画政策課にお聞きしまたところ、直接SPCに聞いてほしいということでしたので、ご連絡をさしあげました。また来週にでも、こちらからお電話をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

https://sakujihyugatext.blogspot.com/2022/07/blog-post_16.html



先方からの回答(省略)への私の返信



黄金環株式会社

○○○○ ○○○さま


こんにちは、日向です。



ご丁寧なメールをいただきまして、誠にありがとうございます。


すみません。まず、取材の件についてですが、少し誤解があるようですので、説明させてください。


私は、まだ取材の申し込みはしておりません。


一応、読谷村の仮称総合情報センターPFI事業につきましては、ビジネスジャーナルで何度か記事にしておりますが、いまのところ、それらの続報は、予定しておりません。(拙ブログは、私的な忘備録であり、報道記事ではありません)


今回ご連絡をさしあげましたのは、私の記事の読者の方から、同プロジェクトにつきまして、何点か不明点があるとのことで、知っていたら教えてほしいとのご要望をいただいたのがきっかけです。


残念ながら、私の把握している情報は、非常に限られておりましたので、その方の疑問点について回答することができず、その点を直接ご担当の方にお聞きするために、あくまでも一市民として、ご連絡をさしあげました。


とりわけ、総額37億円のPFI事業を担うSPCの代表者が議会承認後に変更になっていることは、たいへん重大な問題ではないのかと思いまして、もし可能であれば、なにゆえ、そのようなことが必要だったのか等、ご事情をお伺いして、この質問いただいた方に回答したいと考えておりました。


そこで、電話番号等の連絡先が読谷村の担当課のほうでも教えていただけなかったため、代表企業に何度かお電話を差し上げた次第です。


また、内閣府にも問い合わせをしましたところ、PFIのSPCの行為については、議会議決前の件は行政に、議決後の役員変更等については、市民がSPCに直接問い合わせてもよいとのご見解でしたので、SPCのの連絡先が不明なため代表企業に問い合わせをしました。


通常の私企業の活動とは異なり、公金をお預かりして、特定の公共事業を選任で担われておられる準公共機関ともいえる貴社ですから、村民・市民の素朴な疑問にも当然オープンにご回答いただけるものと期待しておりました。



ですので、現状では、正式な取材申し込みはせずに、もしさしつかえなければ、代表が変更になった経緯(代表企業の上場準備等との関連も)について、できるだけ早く広く村民・市民に、その詳細をわかりやすくご説明いただければと存じます。


このまま放置されますと、電話番号も公表されていない会社が、読谷村の公共事業を差配されていて、適切に情報公開がされていないのではないかと、村民・市民にいらぬ疑心暗鬼が広がりかねません。PFI事業の信頼性そものもにも影響してくるのではないかと危惧しております。


私としては、一応、読者からの問い合わせについて、直接SPCにコンタクトをとってお願いはしてみたものの、貴社としては、正式な取材しか受け付けず、一般市民からの質問には、ご回答されていないとのことですから、その旨これから発信して、私の責務を果たしておきたいと思います。



また、今後、私が取材をお願いする場合ですが、○さんもご存じかと存じますが、ビジネス情報誌とは異なり、純粋な報道ということになりますと、列挙していただいた条件をすべて満たすことは、率直に申し上げて困難です。新聞社・雑誌社サイドの報道機関としては、編集権の問題もあり、これらのご希望には添いかねる場合があるのではないかと存じます。


のちほど、お電話させていただきますので、もしよろしければ、直接ご説明の機会を賜れましたら幸甚に存じます。



よろしくお願いいたします。


日向咲嗣

000-000-0000

https://sakujihyugatext.blogspot.com/




黄金環株式会社

○○○○ ○○○さま




日向です。たびたび、すみません。


お願いしました一般市民への広報ですが、私がイメージしているのは、酒田市の光の湊プロジェクト(PFIではありませんが、酒田市と西松建設の合弁会社が事業主体)です。同事業は、すでに開業していますが、開業前から、逐一事業の進展を一般市民に対しても、迅速に広報されておりました。


https://hikari-no-minato.com/



このようなスタイルで情報公開をしていただければ、広く市民の理解を得られてよりスームスに事業が遂行できるのではないかと思います。


余計なことでしたら、すみません。


よろしくお願いいたします。


日向


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