2022年4月20日水曜日

這っても黒豆 ～蔦屋書店又貸し疑惑の周南市釈明～


こんにちは、日向です。



本日は、




で取り上げました「ツタヤ図書館又貸し問題」についての続報です。



CCCが和歌山市から、平台一台あたり一日50円～100円で市民図書館の通路部分を借りて、他店に実質又貸ししていた件、


周南市でも同様の実態があることを、前回書いておりましたところ、



地元メディア周南経済新聞が、先日、こんなツイートをしていました。






【徳山駅前図書館に「フライングタイガー」ポップアップストア　山口県内初出店】

https://shunan.keizai.biz/headline/1272/

デンマーク発の北欧雑貨店「フライングタイガー コペンハーゲン」のポップアップストアが3月24日、徳山駅前図書館内に期間限定でオープンした。

#周南経済新聞 #フライングタイガー



誰がどうみても、図書館内に「フライングタイガー」という独立した店舗がオープンしたというふうに読めますよね。


ところが、周南市としては、あくまでも、目的外使用を許可している蔦屋書店が自主事業として店内に展開している営業活動の一貫ということなので、又貸しにはあたらない、まったく問題ないという認識のようでした。


前回も中央図書館の館長さんに聞いたのですが、今回改めて周南経済新聞の報道があったことについても、問い合わせてみましたところ、まったく同じ主旨の回答でした。


いったい何が問題なの？　うちは目的外使用の許可を出していて、その範囲内で蔦屋書店さんが自由に営業活動しているだけなのに、へんな言いがかりつけるなよ！


みたいなニュアンス（そう明言したわけでなく、あくまでも私の印象ですが）なんですよ。



いやいや、周南経済新聞の冒頭には、こう書かれてますよ


“山口県周南市の徳山駅前図書館1階の蔦屋書店（浅井香恵店長）に、フライングタイガーコペンハーゲンの期間限定ポップアップストアが出店している”


出店している場所が「蔦屋書店」となっていて、主語は、フライングタイガーコペンハーゲンじゃあないですか？


そこが出店していると書かれているんですよ。ということは、蔦屋書店がスペースを又貸ししているんですよね？


そう問いつめてみたところ


違いますよ。記事の本文中に店長さんがちゃんとコメントしてますよ。読んでみてくださいよ


とおっしゃるんですが、有料記事なので、冒頭の2行しか読めないので、おっしゃりたいことがよくわかりませんでした。


中央図書館館長さんいわく、


指定管理者に任せているのだから、われわれは条例の範囲内で適切に執行しているだけなのに、なんでその民業にいちいち口出ししないといけないの



通路にはみでている部分についても、別に追加で目的外使用の許可申請が出されていて、それもまったく問題がない。



和歌山市は、「水曜日のアリスの営業ではなく、そこから商品を仕入れて、蔦屋書店が販売しているので、又貸しではない」という謎の釈明をしてましたが、周南市はそういう理屈すらもありませんでした。



行政財産の目的外使用は、その公共性を鑑みて、通常の民間の店舗の相場よりも賃料は激安に設定されていますから


指定管理者がその特権的な地位を利用して、安く借りているスペースを他者に又貸して儲けるというのは、いくらなんでも、制度の主旨に反した脱法行為だと思うのがふつうの市民感情ではないですか？


そうしつこく聞いてみたのですが、あくまでも


われわれの立場としては特におかしいとは思わない


の一点張りでした。


ちなみに、周南市は、行政財産の目的外使用料を、ツタヤ図書館となった徳山駅前図書館の開館と同時に改定しましたか？と聞きましたところ


していない


そうなので、和歌山市に比べると、かなりマシな賃料をとっているとはいえ、図書館内で民間の店舗が派手に営業するなんてことはまったく想定されていない時代にできた条例ですから、あとは押してしるべしといったところでしょうか。


とにかく、地元メディアが【徳山駅前図書館に「フライングタイガー」ポップアップストア　山口県内初出店】とツイートしているんですから、「これは蔦屋書店の営業」という釈明は、いくらなんでも無理がありますよ。


和歌山市もそうでしたが、このやりとりで、思い出したのが、こんなことわざです。



這っても黒豆（はってもくろまめ）


黒いものが這い出しても、虫であると認めず、黒豆であると言い張ること。間違っていても、強情に自説を曲げないことのたとえ。


https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%80%99%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%82%E9%BB%92%E8%B1%86/


周南市については、後日もう少し調べてみて、またわかったことがありましたら追記したいと思います。



よろしくお願いいたします。



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2020年8月29日土曜日

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《2020年6月》

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《2020年5月》

《2020年4月》

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《2020年2月》







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