2021年6月6日日曜日

和歌山市・開館準備の追加開示

 

こんにちは、日向です。


先日、追加で開示申し出をしておりました和歌山市民図書館の開業準備に関する資料が開示されました。


和歌山市210520開館準備追加開示コピー.pdf


前回、開業準備報告書を開示してもらった際に、公文書の起案から決裁までの一連の流れがわかる文書が省かれていましたので、今回は、それも含めて、とにかく決裁の流れがわるるような文書を開示してくださいと、


お願いしておりましたところ、担当の読書活動推進課のほうで、


それでしたら、これとこれの文書を請求してください


と文書名を特定してくれましたので、そのまんま書いて請求して出てきたのが今回の文書です。





中抜きされていたCCCとの定例会議事録の後半部分（和歌山市CCCとの定例会議・議事録を入手（その2））とてらしあわせると、いろいろとわかることもあるかと思いますが、ちょっといまは、それにさける時間がないので、いずれ暇をみてじっくりと分析したいと思います。


拙ブログを、いつもお読みいただいているみなさんも、よろしければ、これらに目を通していただいて、これはどうなんだとお気づきのことがありましたら、ぜひお知らせください。



ざっとみた感想ですが、当初2019年10月オープンというのは、そもそもそのあたりの進捗状況からみて、かなり無理があったみたいですので、前に取り上げたようにCCC仕様にするために工期遅延（“白塗り”に隠されていた告発意図）になったときから、2020年4月ころのオープンを想定していたのではないのかと思いました。



現実には、2020年春のタイミングでコロナ禍が全国に広がったために、感染者の少なかった和歌山でしたが、オープンが大幅延期になり、6月5日にグランドオープンしました。


それでも、なぜか指定管理者の契約だけは、2019年12月からスタートしておりましたし、開館準備が遅れても大丈夫なように、開館準備業務の委託契約も2020年3月末までにしていましたので、CCCとしては、いくら遅れても決してソンはしないような有利な契約になっていました。



加えて、旧市民図書館跡地に、リハビリテーション専門大学を2020年春に開講する計画（文科省不認可で結局今年春開講）が進行中。そのための改装工事が2019年9月からスタートする予定でしたので、その日までには、旧市民図書館を明け渡して、蔵書を新館に移転する前に、どこかほかの場所に、一時的に保管しないといけなくなりました。


そのため、旧市民図書館は2019年9月から休館となりました。そもそも市民図書館の建て替えは、「耐震工事をすると長期間休館しないといけない」という理由からススメられましたので、


建て替えでも休館するんじゃあねえか！


と不満を漏らす市民がいてもおかしくないのですが、時間がたつと、そんなことすっかり忘れ去られていました。


旧市民図書館は、なにかほかの用途で開発するか、もしくは民間に売却してマンションでも建設するつもりだったのかもしれませんが、それもうまくいかなかったようです。


すでに三つの大学を誘致する計画が進んでいたところに、さらに4つ目の大学を誘致し、2億8000万円もかけて、旧市民図書館を改装してあげるのもびっくりです。生徒数はたったの80人ですよ。あの加計学園をほうふつとさせるような話です。


ということで、取り急ぎ、開示資料のお知らせでした。


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《2020年6月》

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《2020年5月》

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