2023年2月9日木曜日

和歌山市の住民監査請求で陳述が行なわれました


 こんにちは、日向です。



昨年12月27日に和歌山市の市民団体が住民監査請求を行なった件、その後の経過をご報告しておりませんでした。


本日は、市民団体の方にお聞きしていた内容をいくつかメモしておきます。


まず年明けて1月10日に、正式に受理した旨の通知があったそうです。その通知が以下です。






所定の要件を具備しているものと認められるため、監査を実施します



となっていますね。


このときに、同時に通知されたのが「証拠の提出」と「陳述の実施」です。


証拠については、裁判と同じく、主張の裏付けとなるものを提出したければしてくださいよということで、少し慌ただしいですが、1/19必着で提出してほしいということと、


もう一点、直接口頭で言いたいことがあれば、改めて場を設けますのでそちらで陳述してください、ということでした。



で、陳述の日付が通知では、1/23月曜日となっていますが、この後、監査委員なのかそのご家族なのかわかりませんが、関係者にコロナ感染者が出たらしく、陳述の日時が、一週間後の1/31火曜日に延期されたれたそうです。



へえー、おもしろいなぁと思ったのは、このときの注意事項です。





非公開とするため、請求人以外が陳述会場に入室することはできません


となってまして、会場に入れるのはたったひとりなんです。おまけに監査委員には質問もできないとされているうえ、


談笑、拍手、野次、飲食、喫煙、プラカードやのぼりの掲示、はちまき、たすき、腕章の着用禁止と、細かく禁止事項が書かれてまして、なんか仰々しいんです。（一人しか入室できないのに…）


市民団体の方によれば、当初、団体のメンバーも入室できますか？と聞いたら「いいですよ」と事務局の方がおっしゃっていたのに、いつのまにかそれが変更になっていて、細かい禁止事項がこんなにも文書できたというんです。で、これ条例や規則で決まっているわけではなく、今回特別に、監査委員が話し合って決めたそうです。


市民団体の方からすれば、情報開示の不服審査請求の場で、これまでも何度か陳述をしていて、その際には、団体のメンバーも入室が許されていたのに、どうして今回は、そんなことになったのか不可解に感じられたそうです。


ツタヤ図書館はんたーい！


とか大声で叫びながらプラカードをもって団体が押しかけてくるとでも思ったのでしょうか？


和歌山市では、2020年6月の全面開館前から、議会でも市民図書館のことは一切取り上げられなくなりましたし、特定の政党や圧力団体がCCCの図書館運営を問題視したこともなく、図書館を利用されていた数人の市民の方が、議会や委員会を傍聴する程度でした。


なのに、そんな派手な運動が展開されるなんて、ありえないことは、監査事務局のみなさんもよーくご存じなはずなのに、いったいなにを警戒しているのでしょうか。ほんと不思議です。もしかして「ヨソから活動家がきますよ」とか、CCCの人から入れ知恵でもされたのでしょうか。



というわけで、1/31の9時半から、監査請求人の陳述が30分間行なわれたそうです。


市民団体の世話人の方が、おひとりで陳述され、これまで市民図書館の開館前から、運営の疑問点について情報開示請求を行なっても、重要なことはことごとく黒く塗りつぶされた資料ばかり開示され、市民は運営状況について充分に知ることができないでいる。そうしたなかで、私たちが納めている巨額の税金によって運営されている図書館で、これだけの不可解な疑惑が出てきているのですから、監査委員には、不正・違法行為がないのか、よく監査をしていただきたい


というような内容（私のうる覚えですが）を陳述されたそうです。


出席者は、監査委員4名と、監査事務局の関係者とおぼしき職員が15名くらいいたそうです。


この後の予定としましては、2月末までに監査の結果が出て、もしその監査結果に納得できないのであれば、それから30日以内に住民訴訟を提起できることになっています。


なお、証拠については、締切日までに提出されました。内容は以下のようなものです。




とりあえず、どんな監査結果が出るのか、首を長くして待ちたいと思います。


よろしくお願いいたします。


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2020年8月29日土曜日

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