2022年11月17日木曜日

公金ジャブジャブ、まちづくり延岡の場合

 

こんにちは、日向です。


木更津市の、まちづくり事業を一手に担う「まちづくり木更津」について書いているうちに、


ツタヤ誘致自治体における、いわゆる半官半民の第三セクター(三セク)が、いかにデタラメな経営をしているかについての解説が必要なのではと感じました。


そこで、先日、延岡市民の 白波和郎 さんという方から教えていただいた、延岡市ケースをご紹介しておきたいと思います。


ご紹介すするのは、「まちづくり木更津」と同じく、まちづくり事業を一手に担う、「株式会社まちづくり延岡」です。


以下、白波さんからいただいたメールを引用させていただきます。


このメール中の議会でのやりとりは、反市長派の議員が市長をやりこめるために質問したはずの内容が、副市長による三セクの実態報告の答弁によって、自らにブーメランとして刺さってしまったという悲劇というか、喜劇です。






まちづくり延岡は株式会社と言いながら、補助金で運営している会社で、その運営は酷いものでした。


あまりに運営が酷く、前社長(市役所OBで、商工会議所の専務理事)を7月に解任し、延岡市の副市長を社長にしました。


それに対して、9月市議会で自民党の議員が質問通告していた内容を事前に取り下げたのですが、副市長の発言でその酷い運営の実態が暴露されました。




以下が、私がFBに投稿した内容です。(9月11日)



佐藤誠議員の一般質問の酷さ③   


株式会社まちづくり延岡に関しましては、先程申し上げました通り、第3セクターとはいえ、他の法人の人事に関することですので申し訳ありませんが、割愛させていただきます。


ここに新しい代表取締役の山本副市長がいらっしゃいますので、今後の株式会社まちづくり延岡の経営全般についてお伺いいたします。


※解説


「議会での一般質問の内容は、質問通告日までに提出するルールになっており、今回は8月30日が締切日でした。


佐藤誠議員が当初提出した通告書に株式会社まちづくり延岡に関する質問が2件通告されていましたが、何故か「役員人事」に対する質問を取り下げ、「経営に対する考え方」の質問だけに変更しました。


私は、株式会社まちづくり延岡のHPで代表取締役が黒木清氏から山本一丸副市長に変更になったことを知っていたのですが、その理由が佐藤誠議員の質問「株式会社まちづくり延岡の経営全般についてお伺いします。」に対する山本副市長の答弁で判り、その酷さにとても驚いています。


佐藤誠議員が質問通告していた「役員人事」の質問を急遽取り止めたのは、この事で元社長の酷い行いが公開されると思ったのが理由でないかと思われます。


山本副市長が「経営全般」について、現状の問題点を述べてそれらの反省を踏まえて、これからの経営について回答されたのに、佐藤誠議員が「私は問題点を聞いていた訳ではないんです。」と述べられたのにはとても違和感を感じました。」


●以下、佐藤誠議員の「株式会社まちづくり延岡の経営全般についてお伺いいたします。」に対する山本副市長の答弁とそれに対する佐藤誠議員の酷い反論です。


山本副市長


お答えをいたします。

まず、株式会社まちづくり延岡の経営には次の様な問題点がございました。


1点目、同社の取締役会規定第5条18号において、重要な契約の締結及び解除については、取締役会の決議事項とされているにもかかわらず、本市の極めて重要なのべおかcoinの運営に関する業務を、取締役会で決議することなくやめることを代表取締役が決定をし、市に一方的に通知をしてきたこと。


2点目、同第5条2号において株主総会に提出する議題及び議案は、取締役会の決議事項となっているにもかかわらず、取締役会での決議なしで、株主総会の議案が決められたこと。


3点目、本年6月の株主総会の議題であった取締の選任については、会社法第299条第4項などにより、本来選任する取締役の氏名・人数等が一切記載されていない招集通知は瑕疵があるとされているにもかかわらず、招集通知には何らの記載もなかったこと。


4点目、市が資本金42百万円のうち3千万円を出資している会社である以上、本来市役所OBの採用は、市民の皆様や事業者の皆様が公平公正な市政運営や、適正な会社運営を求めておられることを十分認識し、慎重に考えなければならないにもかかわらず、代表取締役が、他の取締役と事前に協議することなく市役所OBを採用したこと。


この様な経営が行われ続けていたことは極めて問題であり、またユーザー数が18000人を超え、加盟数が465店舗になるなど、コロナ禍の中、厳しい本市の経済の再生にとっては非常に大きな役割を果たしており、かつ事業の財源として国費も活用するなど、本来厳格に扱われるべきのべおかcoinの本年度の運営業務を、今年度がスタートする直前の3月25日に突然一方的に止めることを取締役間で何ら協議することなく通知をしてきたことは、幸いにも別の団体が急遽引き受けることになったことで事なきは得たものの、本来あってはならない無責任な行為と言わざるをえないことであります。


こうした経緯を踏まえまして、まずは法令や会社の定款規定に則った適正な会社経営を行うとともに、会社の本来の設立目的を確実に達成する必要があると考えているところであります。


また、延岡駅西口街区ビルの管理運営を適切に行っていくことが重要であると認識をいたしております。


現在コロナ禍のため飲食店の入居が決まらないことにより、2階の一区画が未入居の状態になったおりますので、引き続き誘致を行って行きますが、それ以外の店舗については二区画が購入され、その他の区画においても既に入居企業と長期的な契約を締結させておりまして、融資を受けている金融機関からも健全な経営状況であると判断していただいているところであります。


今後は入居企業の皆さんに満足いただける施設運営を心がけるとともに、私も頻繁に会社に出向き、適切な経費によるビルの管理運営を行っているかなどを確認し、収益と支出のバランスを適切に管理しながら、引き続き経営の安定を図っていきたいと考えております。


また空き店舗対策や商店街振興についても、市としっかり連携して取り組み着実に成果を上げていかなければならないと考えているところでございます。


佐藤誠議員


私は問題点を聞いていた訳ではないんです。


第三セクターの人事に関することであって、あえて割愛をさせていただいたのでありますけど。


「しかし今の答弁を聞いていますと疑問もあります。

自分の無責任さを他人事の様に堂々と述べている。


何故かと言いますと、当時は3人取締役の中の一人としてなぜ自ら協議なり、審議なり対話が出来なかったのか?私はそこに責任が多いにあると思いますよ。


自分の責任のなさを今披露していただいたという風に考えています。


代表取締役の就任は、株主の誰も知らなかったと聞いています。今後はしっかりと各団体、各関係者との対話を重点にしながら業務の遂行を是非お願いしたいと思います。」


※「 」の部分は自らが割愛したと言いながら、事前に用意した紙を見ながらの発言?


元社長や元社長が現在も所属している団体への忖度的な質問を用意していたが、それが藪蛇と分かって急遽質問を取り下げたが、元社長の酷さが佐藤誠議員の質問で暴露されたと思います。





ツタヤ自治体における三セクという存在は、公金をジャブジャブ流すための装置であり、それが強力なCCC応援団になったり、市長選では、強力な集票マシンとして稼働する(延岡市の場合は、前市長後継候補を支援)という、市民にとっては、なんのために存在するのか、はなはだ疑問に感じる存在となっています。



【関連記事】

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