2022年11月17日木曜日

木更津市・出来レースの実態！（4）すべての質問に回答拒否！～11/30 16:30追記・令和3年度中心市街地ソフト事業は５４１の万円～

 

こんにちは、日向です。


木更津市・出来レースの実態！（3）疑惑のペーパー作成には公金が入っていた！　　のつづきです。



CCCが選定された新庁舎内に設置予定の市民交流プラザの基本計画・基本設計のコンペで、


一次選考通過者だけに送られた参考資料（中活コーディネーター報告書）のなかに、調査を担当した企業として、CCCの名前がクレジットされていました。


この中活コーデ報告書については、総務省の中心市街地活性化ソフト事業の特別交付税措置を受けている


――というところまでわかりました。



私が睨んでいた通り、今回、CCCが選定された市民交流プラザ基本計画の事業者選定において、


一次通過者だけに配布された資料というのは、国の中活制度の認定を受けたことによって得られる支援制度を活用して行なわれた事業、つまり公金が入っていたわけです。



では、いくらくらい公金が入っていたのか？


その点を地域政策課に問い合わせてみましたところ、


わからない


とおっしゃるんですね。いや、そんなバカな。国の認定を受けて行なわれたのに、支援された金額もわからないなんて、おかしいのでは。


そう食い下がってみましたが、


国の特別交付税交付金として、あまたある事業のひとつとして支援を受けるものなので、補助金のように個別に金額は出せない



つまり、具体的に特定の事業について申請するわけではなく、国から一括して、交付税交付金の対象事業一覧のようなリストが送られてきて、自治体は、そのなかのリストについて該当するものがあれば、ぞれぞれについて予算レベルでいくらかかるかを回答する。そうすると、国のほうから、ほかの交付税と一括して、ドンとまとまった金額が交付されるというしくみです。



これは、前にみてきた、小中学校1.5校に1名の学校司書を配置するために、文科省が実施していた予算措置なんかと同じですね。



そうすると、確かに、個別事業にいくらかかったのかはわからないというのは事実だと思いますけれど、それでも、学校図書館と同じように、


めやすとして、このくらい交付されているというのはあるはずとお聞きしたら「それは、事業費の2分の1です」とのこと。



さらに、国から交付金一覧リストが送られてきた際に、当然、個別の事業内容と、その予算くらいは申請しているはずなので、


その額はいくらなのですか？とお聞きしたら


答えられない


とおっしゃるんです。


うーん。これは困りましたねえ。木更津市には、市外在住者は情報開示請求ができませんので、完全にブロックされたことになります。


では、その国の交付金窓口はどこか？とお聞きしたら、財政課に聞いてほしいということで、そちらに問い合わせてみましたら、「その事業でしたら総務省である」と確認とれました。


あと残された方法としては、総務省に対して木更津市からの詳細な申告内容を開示請求するしかありません。（※1）


（※1）11/30 16:30追記

総務省に、木更津市が中心市街地活性化ソフト事業で、いくら交付税措置を受けたのか？を問い合わせたところ「すぐには、わからない。千葉県を経由して申請されているので、千葉県に問い合わせてみたほうが早いかも」とのことでしたので、千葉県に問い合わせると、今度は「こちらでもすぐにはわからない。木更津市の財政課に直接聞いたほうがいいかも。その旨こちらから木更津市に伝えて、担当者から連絡するように伝える」とのこと。そうしたら、さきほど、なぜか最初の総務省の担当者から連絡があり、木更津市が中心市街地活性化ソフト事業で令和3年度特別交付税交付金の措置を受けているのは、５４１万円である」との回答がありました（事業費の2分の1を措置する制度なので、木更津市が申請した事業費は、この2倍の1082万円と推定）。口頭でしたのでその他の詳細は不明。現在改めて千葉県に開示請求しているところです。



でも、そもそもおかしいじゃないですか。


まちづくり木更津の担当者は、問題の中活コーディネイター業務報告書を作成するにあたっては、総務省の中心市街地活性化ソフト事業の支援を受けていると回答しています。


この交付税交付金を受けるのは、木更津市本体のはずなのに、あたかも、まちづくり木更津に直接国から交付されているみたいにおっしゃっていました。


国からの交付金は、まず木更津市に入って、木更津市から、まちづくり木更津に運営費が交付されているわけですから、


地域政策課でも、まちづくり木更津がこの事業にいくら予算を組んだかくらいは、わかっているはずです。


そもそも、運営費を全額木更津市の補助金としてまかなっているという、まちづくり木更津への補助金額はいくらなのかと聞いても、それも地域政策課では「答えられない」そうです。【※1】　延岡市は、三セクの経営状態を評価したうえで、その決算書類を毎年公開している。https://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/soshiki/5/1759.html


年間の運営費については、まちづくり木更津に直接聞いてほしいということでしたので、さきほど、まちづくり木更津の担当者にお聞きしましたところ、


いますぐに回答できない。回答できるか、内部で検討してみる【※2】


とのこと。



ついでに、ズバリ、今回問題になった中活コーディネイター業務報告書に関する事業費について聞いてみると、


個別の契約の内容については一切回答できない


そうです。


えっ、原資は全額公金なのに？って思いますよね。


地域政策課も、まちづくり木更津も、


なんで、いちいちそんなこと質問をしてくるの？　


みたいな対応でした。木更津市では、市民から直接、個別事業について疑問が寄せられることは、まったくないんでしょうか。


とにかく、木更津市では、なにからなにまで「答えられない」ことばかりで、市外からの情報開示請求すらも完全にブロックしていますから、これは、カルチュア・コンビニエンス・クラブのような企業にとっては、またとないカモネギ自治体ではないかと思いました。



国→木更津市→まちづくり木更津　というカネの流れが、まるでマネーロンダリングのごとく機能しており、そこでは、もしかしたら、とんでなく不透明な事業者とのやりとりがあるのではないのかっていう、疑いがますます膨らんでしまいました。


【※2】11/18　16時04分追記

さきほど、まちづくり木更津の担当者から連絡がありまして、昨日質問した「木更津市から、まちづくり木更津へ支出されている補助金」の件「令和2年度の決算額で1067万5000円である」との回答がありました。内部及び地域政策課とも相談した結果、開示してもいいという結論に至ったそうです。


ちなみに、その金額は木更津市がウェブ上で公開しているものだそうです。なにゆえ、そのような公開情報について地域政策課が回答拒否したのか非常に不可解です。また、そのほかの個別の事業費については、一切開示できないという結論は変わりないそうです。


【20時15分追記】

上記のやりとりがあった際「補助金のほかに、まちづくり木更津が木更津市から委託された事業の委託費等の収入はないか？」との質問に、まちづくり木更津の担当者は、「全額補助金で運営している」と回答した。



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