2022年11月3日木曜日

木更津市・出来レースの実態!(2)~間違い電話は、正しい番号~

 

こんにちは、日向です。



今回、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が選定されました木更津市に新しくできる市民交流プラザの業務について、ある出来事がいま、関係者の間でたいへんな物議を醸しています。


このコンペにおいて、一次審査通過者だけに配布された資料のなかに、しっかりとCCCの社名がクレジットされていたからです。


担当課からプロポーザル作成時の「参考資料」として送られてきた資料のなかに


「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」って社名が明記されてるじゃあない? どうして?


そう市民交流プラザ事業の応募事業者のみなさんは、おかしいなぁ、ヘンだなぁと思ったに違いありません。


そしたら後日、基本計画策定事業者に選定されたのが、そのカルチュア・コンビニエンス・クラブだったというんですから、


なんだよ、それ(??'ω')!!! 完全に、出来レースじゃあねえのかよ!!!


って、思いますよねえ。



調べてみますと、CCCの社名がクレジットされていた「中活コーディネーター業務報告書」と題されたこの参考資料、基本計画策定者を募集するかなり前(2020年度)に、作成されていたようなんです。


マジメに後から応募した事業者からしたら、事前に、別の予算もらって詳細な調査をCCCだけがさせてもらっていたわけで、もう完全なフライイング。いまさら、それを参考にして提案しろなんて言われたら、混乱しますよね。



そこで、担当課に事情をお聞きしてみると、


「まちづくり木更津」という、半官半民の団体から、昨年、木更津市にまちづくり提案があり、応募した各社がプロポーザルを作成するにあたっては、その資料が参考になりそうだということで、お送りした


――と、こともなげ。


いったい、どんな資料だったのか。その文書をみせてほしいと担当課にかけあってみたところ、


一般公開していない文書なので、みせられない。


とけんもほろろに断られてしまいました。


では、いったい、どういう経過で、この文書がコンペ参加者に送られることになったのか、その経緯を詳しく調べてみましたところ、意外な事実が判明しました。




まず、市民交流プラザの公募を担当している市民活動支援課に


どういう経緯で、この提案が木更津市に寄せられたんですか?


とお聞きしましたところ、


それについては詳しく把握していないので、公共施設マネジメント課に聞いてほしい


とおっしゃるんですね。


公共施設マネジメント課とは、今回の新しい市民活動プラザが入居する新庁舎の整備事業全体のプロジェクトを管掌している部署です。


公共施設マネジメント課は、こう回答しました。



確かに、提案を受けたのはうち(公共施設マネジメント課)です。時期はいますぐ正確に出ないが、昨年だったと思います


当時、まだどこの部署がこの提案に関係してくるのかわからなかったため、とりあえずうちで受けました


それが市民交流プラザの基本計画策定事業者公募となった時点で、市民活動支援課が担当になったので、


そちらに参考にするようにと、この資料を渡しました



――ということでした。


なるほど、新庁舎の整備事業全体を司る司令塔ともいうべき部署が、まちづくり会社から、まちづくり提案を受け、


市民交流プラザの基本計画策定者を公募する段になって、これが参考になるだろうということで、担当課に送ったということだったんです。


で、資料を渡された、担当課である市活動支援課としては、この提言の文書は、無条件でウェブに掲載して誰でもみられような文書ではないので、とりあえず、一次審査を通過した事業者に、参考にしてほしいという意味で送ったということでした。


市活動支援課の担当者は、文書内にCCCの名前があり、CCCが調査を担当していることは把握していたが、それが特に問題だとは思わなかったそうです。


公共施設マネジメント課の担当者も、まったく同じ見解で、提案内容の調査にCCCが関与していることは知っていたが、その時点でCCCが応募してくることは予想してなかったので、特に問題だとは思わない。


ということでした。


【※1】建築関係者によれば、コンプライアンスのしっかりした自治体なら、募集要項で、その事業の上流の計画等を作成した事業者が羅列され、関係する企業は応募禁止となっているそうで、木更津市は、その点が杜撰なのではとの指摘がありました。




ところで、このとき、私、なんとなく違和感を覚えたんです。


その理由は、まちづくり木更津という半官半民の団体が日常的に役所とやりとりをするのは、新庁舎の整備を担当する部署でも、市民活動を支援する部署でもなく、まちづくりそのものを担当する部署ではないのか?


そう思って、


まちづくり木更津と、ふだんやりとりをしているのは、どこの部署ですか?


と市民活動支援課の担当者の方にお聞きしたら、


それは地域政策課です


とおっしゃったので


お手数おかけして、すみませんが、いまこの電話をそちらの部署にまわしていただけますか?


とお願いしたんですね。


そうしたら、


少々お待ちください


と数秒間あいたあと、


いま担当が不在のようなので、聞きたいことがあったら、明日、そちらの担当者に連絡させますよ


ととても親切な対応をしていただいたんです。




翌日、私の携帯に着信がありました。


あっ、昨日お願いしといた木更津市の地域政策課の人だと思って出てみたら、



まちづくり木更津の○○と申します。ご質問はこちらで回答させていただきます。


とおっしゃるんですよ。


疑惑の資料の出所になっている団体から直接お話をお聞きできるのなら、こりゃあ、またとないチャンス!


そう一瞬思ってみたものの、


いや、これは順序が違うかも。第一、電話番号を伝えたのは、木更津市の地域政策課のはず。どうして、それを飛び越えて外部の人から電話がかかってくるのか?


と、やや不審に思いまして、



私お願いしたのは、地域政策課なので、直接、まちつぐり木更津さんからの回答は、求めてないです。まず先に役所の方のご見解をお聞きして、それからま、まちづくり木更津さんにお聞きしたい


そう申し上げて、一度電話を切ってから、つないでいただいた担当者に改めて確認したら、詳しいのはそちらの人なので直接連絡をしてもらったとのことでした。


すみません。お話をお聞きしたかったのは、地域政策課なんです。そちらに先にお聞きしてから、改めて質問させてください。


そう言って電話を切りました。


せっかく先方から連絡いただいているのに、四角四面な対応と思われるかもしれませんが、これ順序を間違いますと、関係者間全員で口裏を合わせられる可能性もありますので、どうしても慎重にならざるをえなかったんです。


ところが、この後、地域政策課に連絡をしたら、担当の方がお休みで不在。


ということになりましたので、まちづくり木更津に、直接お聞きすることになりました。


携帯の着信履歴で、さきほど、電話いただいたた番号にかけました。すると、


地域政策課です。


と電話に出た方が発声した瞬間に、


あっ、すみません。間違えました。


と言って電話を切りました。


なんだ、リダイヤルになってしまったのかと思い、再度、まちづくり木更津の電話番号を確認してかけましたら、


また、


地域政策課です。


と電話に出られたんです。


えっ、こちらは、まちづくり木更津ではないですか?


あっ、そうです。


???


もしかして、役所の中に、まちづくり木更津はあるんですか?


そうなんです。


さて、みなさん、これはどういうことなのか、もうだいたいの想像はつくと思いますが、


つまり、私が電話をもらった、まちづくり木更津の○○さんは、木更津市から出向している職員さんなんです。同団体の常勤スタッフは、専務理事(商工会議所から)とその方の2人だそうです。


ということは、地域政策課イコールまちづくり木更津ではないのか?


ここが中心市街地活性化の事業を推進していて、その別動隊として設立された、まちづくり木更津が、木更津市にまちづくの提案を行なっているということは、自分が自分に提案をしているようなものではないのか?


そのまちづくり木更津=木更津市地域政策課が、国からの補助事業としてCCCに、賑わい創出のための調査・提言を依頼して出てきたのが


今回問題になっている「中活コーディネーター業務報告書」ではなかったのか。


そんな感想をいだいたわけなんですが、結局、地域政策課の担当者も、まちづくり木更津の担当者ともまだお話を聞くことができておりません。


そんなわけで、いったいなぜ、市民交流プラザの公募で、出来レースが疑われるCCC作成資料を配布することになったのかについては、まだ疑問点だらけのままです。


果たして疑念が解消されるのかどうか、わかりませんが、できるだけしつこく関係者のみなさまにお聞きしていきたいと思います。


よろしくお願いいたします。



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2020年8月29日土曜日

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