2022年8月8日月曜日

速報！　マルタス黒塗りが全面開示！

 

こんにちは、日向です。



野球にたとえるなら、あと1アウトで完全試合達成されそうになっていたところに


逆転サヨナラ本塁打を放った


ときのような、というと少し大袈裟かもしれませんが、


あーあ、こりゃあ、また酷いことになったなぁと溜息ついていたとろに、ドカンと大きな一発が夜空に舞い上がったときのような興奮を覚えてしまいました。




なんのことかといいますと、丸亀市マルタスの運営費のことです。


以前、運営費の内訳を市民が開示請求したら、全面黒塗で出てきて、


その黒塗文書が議会で取り上げられた件について書きました。


1日2000人来館する丸亀マルタスの黒塗り内訳書



昨日、その黒塗りが外された文書と、答申書の概要を入手したんです。



下をみてください。





昨年の12月議会で取り上げられた運営費の内訳が全面黒塗りにされていた文書






全面黒塗りに市民の方が不服審査請求を申立ていたところが、先日


非開示部分をすべて開示すべきである


との審査会の結論が出ました。






CCCが関与したツタヤ図書館問題についての不服審査請求で、このように


全面開示すべき


という結論が出たのって、非常にめずらしく、私は、同種の事案での全面開示決定は、過去に一例もみたことがありませんでした。



和歌山市でも、3年半かかって市民の不服審査請求の結果、開示決定はありましたが、それも一部開示せよとのことでしたので、今回の全面開示というのには、正直、驚きました。



で、早速、その開示すべきとの答申結果をもとに、黒塗りがはずれた文書を入手しましたので、速報としてお知らせしておきます。




もともとは、運営費の内訳ですから、開示されて当然といいますか、マルタスの指定管理者がCCCに決まって、議会にその予算を上程する際には、必ず内訳が提出されて承認を得ているはずですから、それが市民に開示されないということは常識では、ありえないことです。


それが、なぜかCCCの企業秘密（競争上の利益を損う）として、総額だけ出て、その内訳は全面黒塗りだったというんですから、


これはとんでもない理不尽な仕打ちだなぁと憤慨していたところだっただけに、審査会で迅速に審査されて、あっさり開示決定が出たというのは、まったく意外でした。




さて、その中身については、まだ詳しくはみてれおりませんが、とりあえず、比較してみたのが、丸亀市とほぼ同額の1.35億円の運営費（光熱費等費用は別で指定管理料は1億円）を最近見直した宮崎県延岡市との比較です。




延岡市の画像が不鮮明なので、以下その部分のみ再度アップしました。



延岡市では、CCC運営の市民センター・エンクロスの運営費が高すぎるとして、次期の指定管理者公募にあたっては、その運営費を根本から見直して組み替えることになり、それに際して今年3月に発表された市民への意見募集資料に、現状の運営費内訳が掲載されていました。



延岡市は、光熱費などの経費を指定管理料とは別枠にしていますので、その両方を足した運営費1億2700万円（2018年の開館時は、それより900万円高い1.35億円）。


それに対して、丸亀市マルタス（2021年3月オープン）は、丸一年分を比較できる2年目の2021年度の運営費は、1.34億円と、延岡市の実質初年度とほぼ同額ですから、あとは、細かい項目を比較していきますと、どこがどう違うのかがクッキリとわかると思います。


私もまだ詳しくはみれておりませんが、おおむね似たような内訳になっている、といいますか、最初から、丸亀市では、延岡市をモデルにしてなぞっただけだったのではと思ってましたので、高いか安いかまったく検討もされずに、CCCにふっかけられていたんだと理解しておりました。



もしなにかお気づきのことがありましたら、教えてください。



ちなみに、延岡市は、運営費の指定管理料部分の約1億円を、来期から2割削減することが決まっています。



逆に丸亀市では、運営費の値上げが検討されているそうですので



なんでうちだけが…



という声がこれから市民から噴出してきそうです。



というわけで、取り急ぎ、丸亀市マルタスの速報でした。


よろしくお願いいたします。


以下、入手できた答申書の該当部分














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