2022年3月12日土曜日

1日2000人来館する丸亀マルタスの黒塗り内訳書


 こんにちは、日向です。


今日の四国新聞に、CCCが運営している丸亀市マルタスが、もうすぐ開業1周年を迎えるとの記事が出ていました。





来館者数は、昨年3/22オープンから今年1月末までの累計で、延べ約50万人だそうで、一日当たりの平均にすると、ざっと2016人。


佐藤光センター長が、コロナ禍で67日も臨時休業したにもかかわらず「目標の70万人に近い数字で推移」しているとコメントされていました。


さぞや地元でも、盛り上がっているのかと思いきや


もう大本営発表。入場者数には２回あった期日前投票や当日の選挙、市主催の説明会なども含まれます。70万人÷365日=1917人、だから2000人は逆算しての人数ですね


と地元の人は、かなり冷ややかです。



ツタヤ図書館ウォッチャーとしては、2018年に開業した、マルタスと同じ市民交流センターの延岡エンクロスが初年度入館者120万人達成とぶちあげていた前例があり、延岡市民の方が「そんな数字はありえない！」とまで断言するくらいですから、丸亀市マルタスも、なにかしら粉飾カウントできるしかけがあるんだろうと思います。


もし一日2000人も来館していたら、たいへんな混雑ぶりで、館内は座るところもなく、駐車場周辺は連日渋滞を引き起こしているはずですが、どうやらそういうことにはなっていないようなので、出入りをダブルカウントしているのか、あるいは、市民の方が指摘するような選挙や市のイベント、駅利用者などをすべてカウントしているのか、いずれにしろ信ぴょう性に乏しい数字です。


そんな“公称”の数字を、地元紙の四国新聞が垂れ流しているのは、なんか政治的な背景でもあるんでしょうか。


かつて新聞や雑誌の部数でも“公称何万部”なんていう数字がひとり歩きして、話半分どころか、それ以下で、実態はどうなのか、誰にもわからないことが批判されていたのをほうふつとさせますね。





ところで、ここで丸亀市議会の話題をひとつご紹介しておきたいと思います。


丸亀市議会には、保守系の議員をして



共産党においておくのはもったいない


と言わしめる優れた市議がひとりいます。


中谷真裕美市議がその人で、ときどきマルタスの問題についても議会で質問をされておりまして、


冷静沈着にして、ときにズバリ核心に鋭く切り込んでいく、その舌鋒には、いつも関心させられます。


その中谷市議が、昨年12月議会でも質問されていました。


下をみてください。12/8本会議の、このへんですね。


https://ssp.kaigiroku.net/tenant/marugame/MinuteView.html?council_id=147&schedule_id=7&is_search=true


録画映像もあります。



http://www.marugame-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=767




このときに、ビジュアル面で地元市民に話題になっていたのが、マルタスの運営費の内訳を開示請求したら、全面黒塗りで出てきたことを指摘しているところです。



http://www.marugame-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=767


他の施設の運営費では、こんなことはなく、すべてちゃんと開示されるのに、どうして、CCCの指定管理だけは、こうなってるの？と疑問を呈されています。



延岡市でも、2018年にちょうど新しい市長に代って、これからCCC運営のエンクロスが開館する段になつて、はじめて年間の運営費が1億3500万円だったことが判明するという前代未聞の出来事があり、新市長が、それが適正がどうか見直すと宣言したとたん、議会のCCC応援団が猛反発して、そのまま見切り発車したという経緯がありました。


丸亀市のケースも、これまで運営費が適正なのかどうか、ということがキチンと議論されてこなかったものですから、中谷市議の指摘を真摯に受け止めて、ちゃんと議論をしてほしいと思うところです。



CCCとしては、そういう声がを打ち消すためにも、「70万人達成！」ということにしたいということなんでしょうけれど、いくら数字を粉飾したところで、行政サイドとともに、市民の声に謙虚に耳を傾ける姿勢がないと、カラ元気だけで終ってしまうような気がしてなりません。


まずは、中谷市議の問題提起を受けとめた議論をしてほしいと思います。


よろしくお願いいたします。


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