2021年11月5日金曜日

完成前に23億円南海に払っていた和歌山市

 

こんにちは、日向です。



で取り上げました、和歌山市が南海電鉄に払った補助金に関連して


新しい市民図書館本体の費用についても、開示請求しておりましたところ、9月10日にその開示決定が出ていました。


本日は、それをみなさんにおみせしておきたいいと思います。





例によって、役所の事務的な書類なので、ざっとみても退屈なだけなんですが、ひとつ疑問点といいますか、ひっかかることがあると、あれっ、これはどうなのか?と感じるところが次々と出てきましたので、その点をメモしておきます。



まず、ぱっとみて最初に驚いたのが支払い名目。


市駅前の新しい図書館は、南海電鉄が駅ビルを建設するついでに建ててもらって、完成後に和歌山市が買い取るということでしたので、売買契約になるのか、あるいは建築を丸ごと委託した施工の契約になるのかと思っておりましたところが、いずれも違いました。



市街地再開発事業権利変更計画負担金/和歌山市駅前地区第一種市街地再開発事業負担金


という名目で、支払い命令書が出ていました。



この意味はのちほど調べてみるつもりですが、南海が主体として行った再開発事業の一部を自治体が負担するという形で支払いが行われているようです。










支払い命令書は、全部で4枚。2017年4月3日の6億9500万円を皮切りに、2020年3月12までに計4回支払われていて、トータルは約34.57億円。


「完成後に30億円で買い取る」とのことでしたので、消費税を入れたら、まぁこんな感じになるということなのでしょうか。



次に驚いたのが、和歌山市の支払い実行が2017年4月からスタートしていることなんです。


令和2年版の図書館要覧によれば、着工は2018年6月15日ですから、その1年以上前から約7億円が払われ、翌年2019年3月にも7.7億円が支払われていることが判明。そして、完成する7か月前の2019年3月には、約9億円が払われているんです。



図書館要覧では、新図書館の竣工が2020年3月となっていますが、私が以前記事を書くときに南海電鉄に直接確認したときの回答は「2019年10月7日竣工」でした。つまり、和歌山市は、着工前に約14億円も払ったうえ、

建物の完成前には、総工費の3分の2にあたる約23億円をすでに払っていることになります。






われわれ個人が家を建てるときにも、着工時に前金で、ある程度まとまった額を建築会社に払うというようなことは聞いたことありますけれど、完成前までに3分の2を払うなんていうのは、ちょっといくらなんでも手厚すぎるような感じがします。


南海電鉄には、国や県からの補助金も、先に和歌山市が先に立て替え払いするほどですから、南海電鉄には、本当に至れり尽くすせりだなぁ、という印象を持ちました。




次に、5枚めからの後半部分は、なぜか「調定書」というタイルトに変わっていまして、今度は、和歌山市が国から支給された交付金の明細書類が出てきました。











こちらは、2018年の3月から2020年の3月まで、4回にわたって和歌山市が国から交付金を受け取っていることがわかる書面でした。


初回の2020年の11月については、担当部署に確認しましたところ、国からの交付金ではなく、南海からの返還金のようでした。


これを引くと、国からの交付金はジャスト15億円となり、「新図書館建設費の半額は国から補助金が出る」という当初の計画通りであることがわかります。





でも、あれですね、南海に払うのは、たぶん消費税も含めた額なのに、国からもらうのは消費税分はないんですね。まぁ、当たり前と言えば当たり前のことですが…。そういうものなのでしょうか。




さて、いまさらながらですが、先日の南海への補助金額が国・県の立て替え分も含めて総額67億円でしたので、そこに今回の34.57億円を足しますと、ざっと出ていくカネは、100億円オーバー!


あとから国の補助金(今回のものとは別)32億円と、県の補助金14億円の47億円が戻ってくるとしても、ざっと50億円は和歌山市民が負担しないといけないわけで、建築費に対する国の補助15億円を引いても、なお自己負担は、35億円になる計算。


言っときますけど、県の補助金14億円も和歌山市民の負担には変わりないですし、図書館完成後には、開業準備に1億円、新システム導入に3億円、内装に3億円、毎年の指定管理料に3億円と、少なくとも10億円以上はかかっています。文字通り、この後も湯水のごとくカネが出ているわけです。



新築のマイホームを購入したファミリーが、つい気分が大きくなって、調度品や家具、クルマなども思い切って借金して買ってしまった。そのせいで、いつのまにか借金でクビがまわらなくなってしまったみたいにならなければいいのですが、果たして、それは、余計な心配でしょうか。


図書館にカネかかったせいで、国保や介護保険の保険料がバカ高くなったり、コロナ関連の補助金がロクに出なかったりすることはなかったでしょうか?


ところで、和歌山市では先月、紀の川にかかる水道橋が崩落して、市内に大規模な断水が起きたばかりです。水道橋の補修もままならないのに、寂れた駅前の再開発にこれだけ巨額なカネを注ぎ込んで本当に、元が取れるのでしょうか。


南海和歌山市駅・再開発の目玉が、カルチュア・コンビニエンス・クラブ運営のツタヤ図書館というのですから、


おどろくほど少ない自己負担で、駅ビルを立て替えることに成功した南海電鉄と、自己負担ほぼゼロ円で、自分たちの思うままの設計の施設を手に入れて、そこに激安賃料(月19万円で相場の15分の1以下)でブックカフェを出店できたカルチュア・コンビニエンス・クラブの大勝利と言えるのではないのかと思います。



それだけ巨額の公金をつきこんで建てた新図書館の蔵書には、なぜか「予算がない」ことを理由に、ICタグすら装備されておらず、最新の図書館ではいまや標準装備ともいえる「自動貸出機」は、一冊一冊バーコードで読みとる旧式(最新式は、何冊も並べた本をICタグから一瞬で読み取る)だというから、いったい、どうなっているのでしょうか。


それでいて、一般書と児童書には、カルチュア・コンビニエンス・クラブ独自のライフスタイル分類が導入されていて、その新分類を蔵書にわりあてるのに膨大な労力と時間がかかっているにもかかわらず、これまで図書館に通っていてた人からは「あんなに探しにくいところはない」とのぼやきがあちこちから聞こえてきます。


和歌山市民のみなさんには、市民図書館は、とんでもないカネがかかっているということを、ぜひ知っていただきたいと思う今日この頃です。


よろしくお願いいたします。


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