2020年9月1日火曜日

違法行為を知らなかった宇部市


こんにちは、日向です。


さきほど、TSUTAYAの本社・カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と、まちづくりで連携協定を締結した山口県宇部市の担当部署に、先日の情報開示の件、再度、問い合わせてみましたところ、


やはり条例で定められている以上、企業側から提出されているもの以外でも、公文書については市外在住者には、一切開示できない

とのことでした。

今回、TSUTAYA本社のCCCを選定したプロセスについて

決裁書や会議録が出せないのなら、それを要約したものを担当課で作成して、市民に向けて発信する広報用として開示するべきではないのか?

と食い下がってみましたが、それも


できない

と完全にゼロ回答でした。

また、説明された議員さんも納得されていないようだが?

と水を向けたところ



何人の議員に聞いたの?

と逆質問される始末で、なかなかとりつくしまもないといいますか、

話し方はとても丁寧なのに、中身は「ほぼゼロ回答」という役人のお手本のような対応でした





それはそうと、何故、CCCが選定されたことが不可解だと思っているのかが、いまひとつ伝わっていない様子でしたので、

ひとつ前から気になっていた質問を担当課長にしてみました。



昨年2月にあった、CCCに関連する重大事件をご存じですか?

担当課長の答えは、もちろん


知りません

でした。



拙ブログをお読みいただいたいるみなさんは、周知の事実だと思いますけれど

昨年2月、CCCの基幹事業である株式会社TSUTAYAが、景品表示法違反で消費者庁から1億円を超える課徴金を課せられています。



動画配信サービス「TSUTAYA TV」で、全作品を見放題であるかのように宣伝したのは虚偽であり、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は22日、ツタヤに課徴金1億1753万円の納付命令を出した。(“嘘つきTSUTAYA”を違法認定 より)


詳細は、ここから始まる一連のエントリーで詳しく解説しています。


“嘘つきTSUTAYA”を違法認定

ちなみに、このときTSUTAYAに課せられた課徴金の額は、消費者庁の制度発足以来、過去最高のものでした。
(三菱自動車・日産自動車による燃費データ偽装事件は、ユーザーに返金等の措置を行ったことで、課徴金は大幅減額)



で、まぁ、長いこと事業をしていれば、ときにはそういう違法行為を犯してしまうということはあるんでしょうけれど

そういうところが「素晴らしい実績のある会社」として、公務を担う事業者に選定されるのは、どう考えてもしっくりいきません。


しかも、このときCCCは、私が知る限り記者会見はおろか、増田社長名での謝罪声明も出しておらず、TSUTAYA本体が謝罪文を自社HP上で、申し訳程度に掲載しただけでした。

TSUTAYA(現・株式会社蔦屋書店)は、CCCの100%子会社で、代表権も増田宗昭社長が保持している事実上のCCCの一部門なのにです。

間違いを犯しても、キチンと謝罪をして、以後そういうことがないよう、こういう取り組みをしてまいります。

というような報告でもあれば、まだ、個人も会社も、失敗しても真摯に反省してやり直せばいいといえるのですが、それが一切ないんですよ。この会社は。

そういう違法行為を犯して無反省な企業が、果たして公務を担うにふさわしいのかどうかという議論は、当然のことながら出てくるはず。

ところが、丸亀市もそうなんですが、宇部市は、そういう会社であることをまったく知らずに、まちづくりの計画立案にかかわる事業を委託したというんです。

これは、果たして、ふつうのことなんでしょうか?

常識で考えたら、そういう会社が提案書に書いてあることも、事実ではない「誇大広告」ではないのか?と疑われても仕方ありません。


行政の人は、新聞とか業界のニュースとかは一切みないのでしょうか? ネットで検索も一切しないのでしょうか? ただ提出された資料だけをみて判断しているのでしょうか? 


ツタヤ図書館に関して言えば、海老名市だけでも、数えきれないくらいの不祥事が起きていて、とてもじゃあないけれど、CCCが受託した公務全体で引き起こしたすべての不祥事や疑惑をひとつの記事に網羅することは不可能です。


海老名・不祥事一覧追加 より


たとえていえば、同じく消費者庁に措置命令出された詐欺商法のジャパンライフを、役所が公務を委託する事業者に選定するでしょうか?

絶対に、ありえないですよね。

それが、レンタルのTSUTAYAで有名なCCCというだけで、「あそこなら安心だ」となるのは、どうしてでしょうか?


いや、CCCが選定されるのは、単にまったく別の政治力学が働いているのではないのかって、疑うほうが自然ですよね。


つい先日も、当ブログでもお知らせしましたように、パートの求人広告に、もう何年も自社名を明記せずに違反行為を犯していたCCCですから

もうそろそろ、自治体の人も、この会社がいろんな不祥事・疑惑を抱えていることくらいは、知っておくべきではないかと思うのですが、

果たしてみなさんは、どのようにお考えでしょうか?

いまだに

「CCCと宇部市が連携協定締結!」

というニュースが駆け巡るんですから、まるで武雄市でツタヤ図書館1号ができた当時に、時計を5年も6年も巻き戻したかのような錯覚を覚えます。

本当に、こんなことは、そろそろ終わりにしていただきたいですね。















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