2023年5月5日金曜日

“嘘つきTSUTAYA”事件が岸田派のホープに飛び火

 

こんにちは、日向です。


当サイトでは、カルチュア・コンビニエンス・クラブにまつわる、さまざまな疑惑について、これまでしつこく書いてきましたが、


なかでも、とびきり強烈なネタと言えるのが2020年9月に当ブログで発表した



2018年5月、CCCの基幹事業であるTSUTAYAが、消費者庁から景品表示法違反で措置命令を出され、翌年2月には、1億円の課徴金を課せられた事件。


このピンチを切り抜けるために、CCC増田宗昭氏（現・会長）が、親友である西村康稔氏（現・経済産業大臣）に、便宜をはからってもらったのではないのか？


そして、その御礼に、増田氏が無料で西村氏の政治資金パーティーで講演を行なっているのは、贈収賄にあたるのではないのか？


っていう疑惑を書きました。


しかし、この記事には、最後のピースとも呼ぶべき証拠が欠けていました。


それは、西村氏は、内閣府の外局である消費者庁に対して、直接、指示命令を出せる職務権限を持っていなかったということです。



TSUTAYAの広告が違法認定された期間は、


2016年4月1日～2018年6月18日　


でしたが、西村氏が内閣府の副大臣を務めていたのは、2015年10月までだったのです。


もちろん、与党の重鎮であり、元副大臣としての影響力を及ぼしたかもしれませんけれど、決定的な証拠としては、やや弱いのです。



そうした折、先日、ある筋から、その最後のピースとも呼ぶべき情報がもたらされました。



増田宗昭氏が、自民党のある若手政治家と懇意にしているそうです。


小林史明衆議院議員がその人。


https://www.jimin.jp/member/116885.html　より



40歳の若さで、すでに当選4回。現在は、党副幹事長ポストにありながら、デジタル副大臣も兼務。文字通り、岸田派のホープといってもいい存在です。


そんな小林議員が、ここ最近増田氏の、いちばんのお気に入りだそうで、


ふみあきーと名前で呼んでいるそうで、「まるで親子のよう」とウワサされています。


本社や代官山蔦屋にもよく出入りしていたらしいです。



仲のいい政治家のウワサには事欠かない、増田氏ですが、さすがに、名前を呼び捨てにするほど懇意な政治家というのは、これまで、聞いたことがありません。



そんなわけで、早速調べてみましたところ、小林議員、なんと一昨年3月に、増田氏をゲストスピーカーに呼んで政治資金パーティーを開催していました。



https://fumiaki-kobayashi.jp/archives/3850　より



当初2020年3月開催（2019年度）予定だったのが、コロナ禍の緊急事態宣言等によって何度か延期になっており、最終的に翌年の2021年3月7日に開催されたようです。


で、もちろん、政治資金規制法にのっとったパーティーですので、政治資金収支報告書に、かかった費用の細目も書かれているはずと、令和2年分の小林史朗後援会の収支報告書をみてみましたところ、


収入が14550万円あることは書かれていましたが、増田氏へ支払ったはずの講演料はどこにも書かれていませんでした。



https://openpolitics.or.jp/pdf/340802/2020.pdf　より


記載漏れなのか、それとも単に、無料で講演はしてもらったけれど、なんらやましいことはないということなのかわかりませんけれど、これは不可解です。


もし、本当にこのパーティーが開催されていたとすれば、職務権限のある政治家が、請託を受けて便宜をはかったあとに御礼をもらう「事後収賄」ではないのかって、思いますね。



政財界で絶大なる人気を誇る増田氏ですから、その集客力はすさまじく、西村大臣の2016年12月のパーティーときも、1日で2293万円も集めていました。


いまほどメデイアに露出していなかった西村氏が、それだけの集金力を発揮できたのも、増田氏のおかげであることは明白です。


それこそが、消費者庁からの沙汰を丸2年間先送りしてもらったことへの御礼ではないのかと、当時は指摘していましたが、あとでわかったのは、西村氏は、直接の職務権限はなかったんです。


ところが、小林議員の場合は、違ってました。


下をみてください。


ウィキペディア　歴代の内閣府大臣政務官より



消費者庁から措置命令を出された違法行為の対象期間である


2016年4月1日～2018年6月18日までの期間中に、


小林議員は、

2017年8月7日-2017年11月2日までの第3次安倍内閣と、


2017年11月2日 - 2018年10月2日の第4次安倍内閣で、


内閣府大臣政務官を務めていました。



このときに、内閣府の外局である消費者庁に対して


もっとしっかり調査しろ


というような指示命令を出せる立場にあったわけです。



関係者の証言をここでもう一度、引用してみましょう。



ふみあきーと名前で呼んでいるそうで、「まるで親子のよう」とウワサされています。


とすれば、


ふみあき、あれ、なんとかならないのかな？　うち認めないからさ、なんとかしてよ


増田さん、わかりました。消費者庁には、私のほうから、よく言っておきます。


というようなやりとがあっても決しておかしくなく、


結果として、措置命令は覆せませんかでしたが、、


新規でのツタヤ図書館の受託や、お膝元の枚方T-SITE、銀座SIXのオープンと、社運をかけたプロジエクトがひととおり一段落するまでは、課徴金納付命令の発出を遅らせてあげたのではないのか？


その御礼として、2021年3月に講演をしてあげたのでは？というような疑惑は、西村氏のときよりも、より明確に成立しうるわけです。


CCCという会社は、末端消費者のほうを向いて商売しているフリをしながら、結局は、政治家とのつながりによって、ビジネスを成り立たせているのではないのかと思います。


昨年秋からは、CCCが市長とあからさまに癒着することで、千葉県木更津市でツタヤ公民館とツタヤ図書館をダブルで実現するのではないのかというネタを追ってきましたが、そのほかでも、まともなプロポーザルで選定されることは一件もなく、みんな裏で手を回して受託しているのではないのかって、思ってしまいます。


CCCの周辺から漏れてくる情報に接するたびに、彼らが、公共の世界で日々発信している言葉がウソまみれに思えてくるのは、私だけでしょうか。


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“嘘つきTSUTAYA”の贈賄疑惑　



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