2023年5月14日日曜日

“空を飛んでも黒豆!”という木更津市議会

 

こんにちは、日向です。


先月24日、ビジネスジャーナルに寄稿しました木更津市議会での不正追及の模様をレポートした記事の後篇が、さきほどリリースされました。


木更津市、あからさまな市民無視の市政…市長と船場が癒着か、CCCを不公正に優遇


田中議員が市民交流プラザの基本設計・基本計画の策定事業者としてCCCと船場が選定されたプロセスの事実関係をたんねんに示しながら、辻褄の合わないことを次々と指摘。


それに対して、市長と執行部が、なんら不適切な行為はなく、適正に選定されたと答弁していましたが、


船場が「市庁舎整備の支援業務」という市長部局の裏方ともいうべき業務を受託しながら、その事実を隠して、個別の事業に応募していたことが発覚する場面で、前編は、終っていました。


船場が木更津市に提出した「業務実績」には、業務履行中の「木更津市庁舎整備支援業務委託」は記載されていなかった





“後篇へつづく”と明記されておりませんでしので、やや尻切れトンボの印象を受けられたかもしれません。


後篇記事は、そこからスタートしています。



それに関連して、今回の市民交流プラザ公募に応募予定の事業者から「設図面を提供してもらえないか?」との質問への回答で、担当部署がこう回答していたことを、田中議員は、突きつけています。


『計画施設を整備する建物、木更津駅周辺庁舎、庁舎棟については現在、庁舎整備事業者との詳細協議を行っている段階のため提供できる図面はない』と回答しました。つまり、庁舎整備支援の業務委託を随意契約でしている株式会社船場は、レイアウトなど詳細を知っていたわけで、他の提案団体には持ち合わせない情報がふんだんにあったということなんです


ここで“現在、庁舎整備事業者との詳細協議を行っている段階”とされている“庁舎整備事業者”とは、ズバリ船場のことだったのです。


  • 市民交流プラザの基本設計・基本計画の策定者募集についての事業者からの質疑一覧。

    応募予定者から「図面を提供してほしい」という依頼を「現在調整中なので提供できない」と断っていた。刑務所の塀の上を歩くような木更津市のCCC選定 より


ということは、ちょうど東京オリパラで電通が組織委の裏方を担いながら、自らも個別の事業を受託していたのと同じように、船場も市庁舎整備の支援業務を担いながら、自ら市庁舎に入居予定の市民交流プラザの業務に応募していた事実が、ここでクッキリと浮かび上がってきます。


裏方業務で設計図面も入手していて、それをもとに詳細なレイアウトも提案できる船場。なおかつ事業計画を担当するCCCは、公募の2年前から市民交流プラザ基本計画の素案を作成していたという、もはや誰がどこからどうみても、「出来レース1万パーセント確定!」というようなところまで“ド詰め”されてしまったわけです。


わかりやすく言えば、


あなたは、そこの黒いつぶは、黒豆だと言ってましたが、ウヨウヨと動いてますよ。それ虫じゃあないんですか?


そう聞かれているようなものです。


それに対して、市長と執行部が


いえ、それは黒豆です。


そう繰り返し回答しているようなものです。



「業務実績につきましては、他市、本市にかかわらず記載するものでございます」←庁舎整備支援業務を船場が業務実績に記載していないことを指摘されているのに、それには答えず、ルールはこうなっているとだけ答弁。



「また、提案資格につきましては、木更津市プロポーザル方式実施要綱に基づき、適正に判断をしております」←庁舎支援業務という裏方を担当してしる船場が関連業務に一事業者として応募するのは不適切では?と指摘されているのに、それには答えず「適正に判断」と論点をぼかす。



「――公表されてない資料を、全ての提案資格者に対して交付したことで、情報の格差が生じてないものと考えております」←提案書締切7日前になって、CCCが2年前に作成した“模範解答”ともいうべき参考資料を、ほかの事業者に送付したのは不公平。40キロ地点で座って待っているランナーと対等に争えるのか?と言われているのに、それには答えず「格差が生じてないものと考えている」というのは、アタマのなかにウジでも沸いているのか?といいたくなる。


篠田市民部長さんは、このまま出世するためには、黒豆が這ってもジャンプしても、外をどんなにブーンブーン飛び回っても


黒豆です


と答弁しなければいけない立場なんでしょうか?



木更津では、どうして、そんなことがまかり通っているのか?


というわけで、記事後半では、そんな疑問について、木更津市の市政ウォッチャーの方が国政とのつながりなどあげて、見事に謎解きしてくれています。


さらに、こうした“ツタヤ図書館方式”と呼ばれる、不正な事業者選定のお手本となった佐賀県武雄市では、2013年の新装開館時の負の遺産が昨年、時限爆弾のように爆発した事件(市長に4億円賠償請求せよとの判決)を取り上げています。


そう、TSUTAYAのCCCがからむ、こういう事業者の選定方法は、すべては、あの武雄市から始まっているんです。


そんなことをイメージしながら、この記事を読んでいただけると幸いです。


よろしくお願いいたします。


CCCが木更津市に提出した業務実績。一般社団法人まちづくり木更津から依頼されて、市民交流スペースの活用についての調査を担当したことは、この業務実績には記載されていない。


木更津市、あからさまな市民無視の市政…市長と船場が癒着か、CCCを不公正に優遇




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2020年8月29日土曜日

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