2020年2月9日日曜日

あからさまな利益相反

こんにちは、日向です。


昨夜といいますか、日付はこのエントリーと同じ2/9付で
最終は読売新聞の22時  と題した記事を出しました。

2/6にありました南海電鉄と和歌山市の共同記者会見に関連して、5年前のプロジェクト発足当時を振り返ってみたのですが、

改めて読みなおしてみると、内容がやはりわかりづらいですね。


読者の方のなかには、


市駅前再開発の主体になる南海電鉄が一緒に図書館も建てるのは、そんなにおかしいことではない

と思われた方も、いらっしゃったかもしれません。

私も、TSUTAYAの本社・CCCと懇意なアール・アイ・エーというコンサルタントの存在がなかったら、なんとなくそう思っていた可能性も否定できません。

しかし、この案件には、驚くようなカラクリが隠されていました。

和歌山市駅の再開発のプロセスをあとから検証してみると、


コレ最初から決まってたんじゃない?


と疑われることが次々と出てきたんです。

その中心にいるのがCCC御用達のアール・アイ・エーでした。



ビジネスジャーナルの以下の記事で取り上げましたので、くわしくは、そちらをご参照いただきたいのですが、


ツタヤ図書館含む再開発に税金94億円…コンサル会社が和歌山市と南海電鉄と同時期に契約、利益相反か



みる人がみれば、これ、あからさまな利益相反の疑い濃厚なんです。


下の図を見てください。




2015年に、和歌山市は南海電鉄と随意契約を締結して、完成後に買い取る約束で、図書館建設を任せました。


では、そもそも、その計画は誰が立てたでしょうか?

そして、契約を締結した南海電鉄のほうも、その図書館含む複合施設の計画は誰が立てたのでしょうか?

答えは、両方とも、アール・アイ・エーなんですね。



わかりやすく言いかえますと

自分で計画して、自分に発注するようもっていき、自分で実行した

というふうにみえてしまうんです。





ちなみに同社は、CCCのフラッグシップともいえる代官山T-siteの事業計画から設計までを担当。まちづくりの分野では一、二を争うと言われるほど優秀な建設コンサルタントです。


前にも書いた記憶があるんですが、

果たして、アール・アイ・エーは、

和歌山市から依頼を受けて、和歌山市民がトクをする計画を立てたのでしょうか?

それとも南海電鉄や、CCCがトクをする計画を立てたのでしょうか?


私には、後者のような気がしてならないのですが、みなさんは、どう思われるでしょうか?



南海電鉄との一問一答 へ進む
和歌山市都市再生課との一問一答・前編 へ進む

最終は読売新聞の22時 へもどる

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