2023年4月24日月曜日

木更津市の談合疑惑がついに市議会へ飛び火!


 こんにちは、日向です。


昨日、4/23日曜日は、統一地方選の後半ということで、各地の地方議会選挙がテレビなどで話題になりましたけれど、


こういうときこそ、当選した議員さんたちの、議会での活躍に目を向けてほしいものです。


そう思っていたら、タイミングよく、今朝、木更津市議会で3月にあった官製談合事件・追及の記事がリリースされました。


木更津市、CCCへの官製談合疑惑が議会に飛び火…市と船場の癒着の実態が浮き彫りに


3/2の一般質問に立った田中紀子議員(会派 市民ネットワーク)が、当ブログでもしつこくとりあげている市民交流プラザの基本設計・基本計画の策定事業者に、CCCと船場が選定された件について、市長と執行部に厳しく問いただしています。


木更津市議会は、渡辺芳邦市長のワンマン体制の下、市長が推進している事業に対して、面と向かって議会で追及する議員はほとんどおらず、どんなに酷い問題が起きても、議会では一切とりあげず、知らん顔をする議員さんばかりのようです。


そうしたなかで、孤軍奮闘したのが、田中議員でした。


下をみてください。この事件の構造がややこしくてわかりにくいので、田中議員が、わかりやすく4コマ漫画にして解説したのがこれです。




(田中議員が議会報告のために作成した4コマ漫画。今回の事件を端的に表した内容であるとして、市民の間で話題になっている。2023年3月29日田中のりこの議会速報PART2 より)




議会を傍聴しててもよくわからなかったけれど、この漫画をみたら、なるほど、そういうことだったのかと思った市民も多数いるはず。


4コマ漫画のオチは、結構衝撃的。いつ千葉県警に関係者が逮捕されてもおかしくないくらい状況証拠がキッチリそろっている。





CCCは、募集の2年前から提案書の模範解答を作成していましたし、船場は、裏方として市庁舎の公募に関する事務を一手に担っていたことがオチになっています。


最初から事業者は決まっていた。なのに、いかにも公平公正に公募しましたよというアリバイつくりのために、役所と一緒に、サル芝居を演じていたのではないか。そう非難されてもちっともおかしくないことが、木更津市で白昼堂々と行なわれていたわけです。


そこで、市長に対しても、一切忖度しない田中議員が、市議会本会議の一般質問に立ち、事前に入手した資料をもとに、ひとつずつ丁寧に説明しながら、市長と執行部に事実関係は、どうだったのか問い詰めていっています。


はっきり言って、市議会でもやりとりそのものは、とっても、つまらないです。丁々発止の議論には程遠く、意味不明の回答ばかり。


市長も執行部の役人も、いくら問い詰められても曖昧な回答しかせず、のらりくらりと逃げ続けているからです。


国政でも、5年くらい前から、“文春砲”と呼ばれるような疑惑や不祥事が起きた際の役人の答弁が、なに言ってるのかさっぱりわからなくて、都合が悪くなると「お答えを控えさせていただきます」と繰り返す場面が続出しました。


それと似たような光景が、ツタヤ誘致自治体では、いまも日常的に起きているんです。



前半記事のハイライトは、疑惑の参考資料についてです。


市民交流プラザの事業に応募して一次審査を通過した人だけに交付された参考資料(なぜか、CCCの名前がクレジットされていた「模範解答」のような報告書)。それが、一体全体どうして、提案書提出締切7日前に交付されたのか、そのようなスケジュールで進めるのは、不公平ではないのか。ほかの参考資料は、募集開始と同時に、公表しているのに、どうしてCCC作成報告書は、あとから交付となったのか。


そういった疑問を、田中議員は市長と執行部に、これでもかというほど、執拗にぶつけているんですね


もちろん、市長も、執行部は、まともな回答をするはずがなく、曖昧な回答をしたり、論点を意図的にずらしたりして、その場をやりすごそうとしています。


議会さえ乗り切ってしまえば、どんなに恥ずかしい思いをしても、自分たちが決めたことは、そのまま通るんだという、絶対的な自信が見え隠れしてます。


しかし、絶大な権限を与えられた市長の施策を厳しく監視するのは、議会の重要な役割のはずです。


それをしないで、ただ市長の施策を肯定するだけでしたら、議会なんかいらん、ということになりかねません。



必要な手続を経て決まったことに、いくら市民があとから異を唱えても、議会でさんざん議論したことだから、いまさら変えられない


なんて言われますけれど、現実は、市長と主流派が総会屋のような“シャンシャン会議”で、自分たちの都合のいい施策を実行するだけのために議会が利用されています。


そういうなかで、田中議員は、先に逃げ道をふさぐような質問をしてから、誰がどうみても異論のないレベルまで事実を突き詰めていっています。


市長と執行部は、のらりくらりして、なんとか逃げおおせたと思っているかもしれないですが、終わってみたら、田中議員が指摘する方向に事実が収れんされていることに、はたと気づくはず。


田中議員は、強い調子の言葉で相手を非難したりはしていません。淡々と事実を突きつけ、それによって浮かび上がってきた事実が、市民にとって都合のよいものではないとしたら、議員のひとりとして、そのような状態をこういうふうに改善すべきという提案に、最終的にはなっています。


最後の部分で、船場が、応募書類に関して、致命的なルール違反を犯していることが出てきます。ふつうなら、そこで失格です。


違反事実は、役所の担当部署も当然知っていないとおかしいことでした。そこにわざと目を瞑ったのか、それとも役所自らがその違反を主導したのか、というところで、後篇記事(こちらも近くリリース予定)へとつづいていきます。


「不都合な事実」を取り繕おうとすればするほど、ドツボに落ち込んでしまい、余計言い訳ができなくなるという悲惨な状態へと執行部は追い込まれていくのです。


というわけで、詳しくは、以下の記事をお読みいただければと思います。


木更津市、CCCへの官製談合疑惑が議会に飛び火…市と船場の癒着の実態が浮き彫りに


よろしくお願いいたします。


後篇記事はこちら→空を飛んでも黒豆!”という木更津市議会


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