和歌山市民は金ヅル？

こんにちは、日向です。

お待たせしておりましたが、先日来、予告しておりました和歌山市ツタヤ図書館に関する最新記事がさきほど、リリースされました。

2019.06.16

ツタヤ虚偽広告中にCCCへ図書館運営委託を決定…和歌山市の前代未聞の回答

この記事で注目していただきたいのが、図書館担当者の以下のコメントです。

――TSUTAYAの不正を知ったのはいつか。

担当者　今年2月の課徴金命令が出たときに、ニュースで知った。 

――CCCを指定管理者に選定した半年後の昨年5月の時点で、消費者庁から措置命令が出ているが、知らなかったのか。 

担当者　それについては、まったく知らなかった。

前年12月にCCCが新市民図書館の指定管理者となることが決定したばかりの時期に、

自社の基幹事業が消費者庁から違法認定されて、措置命令を出されていた事実を、CCCは、和歌山市に一切報告していなかった、ということです。

そして、和歌山市の担当者は、措置命令から9か月後の今年2月に1億円超の課徴金納付命令を出された時点で、はじめて今回のTSUTAYA虚偽広告の事件があったことを知ったと。

通常の取引関係のある法人同士ならば、それほど重大な出来事があったのを一言の報告もないというのは、まず、ありえないですよね。

まともな企業であれば、昨年5月、消費者庁から措置命令を出される段階で、社長が顧客へ謝罪にすっ飛んでくるような事件です。

よもや、CCCでは

TSUTAYAは、CCCとは別会社なので関係ない【1】

などと常識外れのコメントは出せないでしょうから、基幹事業において1億円の罰金を科せられるほどの違法行為が発覚した以上、顧客に向き合って、謝罪するしかありません。

顧客は、和歌山市長ではありません。和歌山市民です。

つまり、CCCの増田宗昭社長【2】は今回の件で、和歌山市民には、わざわざ謝罪する必要はないと判断したということなんです。

それでも和歌山市は、CCCに、巨額の新図書館準備の委託料と指定管理料は払うんですね。

さらに、学校図書館もCCCに任せて、教育現場までもCCCのビジネスチャンスのネタとして差し出そうとしています。

なるほど、自治体は、こうして企業に食い物にされるんだなぁということが、よくわかりますね。

では、また。

【1】TSUTAYAは、CCCが100％株式を所有する実質的にはCCCの一部門
会社概要

【2】親会社CCCの増田宗昭社長は、違法行為犯した当事者であるTSUTAYAの代表取締役会長も兼務しており、業務執行にあたっている

TSUTAYA　経営陣紹介

役所版『悲しきヒットマン』　につづく


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