2019年6月6日木曜日

和歌山市民の緊急申し入れ

こんにちは、日向です。

先日来、続けてレポートしております和歌山市の学校図書館の件、地元市民の方たちが本日、教員委員会に申し入れをされました。

その文書を入手しましたので、取り急ぎ、ここに掲載しておきます。(代表者の個人名・連絡先は消去)

虚偽広告で消費者庁から1億円の罰金を科せられたTSUTAYA運営のCCCが、市民図書館の指定管理者になるばかりでなく

密かに学校教育の分野にも深く入り込もうとしている事態を受けて、地元市民団体が緊急の申し入れを行ったようです。

画像がみにくいので、テキストも文末に張り付けておきます。

よろしくお願いいたします。




学校図等館について申し入れ 和歌山市教育委員会 教育長 原一起殿

2019年6月6日 市民図番館について学ぶ会

学校図書館は、学校図書館法に定められているように必ず学校に設置されるべき設備であ り、司書教諭をおくことと、学校の設置者は学校図書館を整備し充実を図る努力が求めら れています。
 現在和歌山市の小・中学校の学校図書館に教育委員会の直接雇用による一人の司書が配置されて中学校一校と小学校二校を担当しています。
 今度和歌山市民図書館が指定管理者制度を導入し、カルチュア・コンビニエンス・クラブ が運営することになり、学校図書館にカルチュア・コンビニエンス・クラブの職員が配置されると聞いています。
 学校図書館では、個々の学校の実状に応じた選書をおこない、児童生徒が利用しやすい分類をする必要があります。(分類の基本は文部科学省が定めた日本十進分類法がつかわれています。)そのためには学校司書はそれぞれの学校の教諭や児童・生徒と直接話し合い 学校運営に関わることのできることが求められます。
 学校図書館には指定管理者制度の導入はできません。民間企業による委託をしている学校図書館はありますが、教育の現場に私企業から派遣された場合、教師や児童・生徒と直に 接し学校の教育に関わることはできません。
 学校図書館に専任の司書が配慮された学校では、図書館の資料を授業につかう調べ学習などで児童・生徒の学力が向上したと聞きました。
 和歌山市には70の小・中学校があります。国からの地方交付税では1.5校に一人の専任の司書を置く措置がされています。教育委員会の直接雇用による専任の学校司書を配置するようお願いします。
 安易にカルチュア・コンビニエンス・クラブに司書を置く措置をとらせないようにしてく ださい。
 図書カードについて、カルチュア・コンビニエンス・クラブのカードも図書カードとし利用できるようになっていますが、カードに現金をチャージできるようになりカードの機能が変わっています。児童・生徒への教育的な配慮が必要ではないかと考えます。




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