2023年2月19日日曜日

木更津市のCCCプロポーザル全文公開！

 

こんにちは、日向です。



さきほど、先月ビジネスジャーナルで報じました木更津市・出来レース事件の続報がリリースされました。


木更津市、異常すぎるCCC選定プロセス…事前に不正情報供与か、船場が関与？


当ブログでは、昨年10月末以来、しつこくこの事件を追いかけてきましたが、BJの一連の記事では、いよいよ本丸部分に切り込んでいます。


木更津市CCC提案書より



この後、後編も近くリリース予定ですが、本日はは、とりあえずその前編です。



ところで、今回の続報の最大の焦点になっているのは、CCCが木更津市に提出したプロポーザル（提案書）本体です。


この提案書というのが、CCCにとっては、結構な機密情報で、これまで他のツタヤ図書館誘致自治体でも、ほとんど出てきていません。


出てきているのは、ほぼ全面黒塗りばかりでした。彼らのいう「企業秘密」の最たるものだからです。


2017年、和歌山市にCCCが提出した提案書。ほぼ全面黒塗りばかりだった。





もちろん木更津市でも、一般公開はされていませんが、前回の記事にも書きました通り、これを独自に全文入手しています。


今回、その提案書を全文公開することにしました。



木更津市CCC提案書


注目していただきたいのは、CCCが、この提案書において、これでもかというほど、自社運営の図書館と市民センターの実績をアピールしていることです。


木更津市CCC提案書より


木更津市CCC提案書より





提案書の文章は、いつものように、あまり中身ないのにフワフワした表現で粉飾した広告文体なんですが、施設名をイニシャルにしたサイムイル風の写真を多数レイアウトすることで、“豊富な実績”をアピールしているわけなんです。


この“豊富な実績”として、CCCの提案書に掲載された自治体にとっては、腹立たしいでしょうね。


木更津市CCC提案書より


施設名はイニシャルになってはいるものの、E市立中央図書館は、海老名市立中央図書館、N市駅前施設は、延岡市エンクロス、W市民図書館は。和歌山市民図書館、M市市民交流活動センターは、丸亀市マルタス、S市立T駅前図書館は、周南市立徳山駅前豊――なのは一目瞭然。


こういうのを「ダシにされる」って言うんですよね？




でも、こんなものわざわざ作成しなくても、どうせ選定結果は決まってるのに…。


ツタヤ図書館ウォッチャーの方は、そう思われたかもしれませんが、この提案書を注意深く読んでみてください。


この提案書には、「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」の社名は、どこにも出てきません。


そう言うと、カンのいい人は、もう気づかれたでしょう。


そうです。社名を伏せてこの提案書を採点されても大丈夫なように、中身はどうでもいいから、とにかく実績をガンガン盛り込めと。


選定委員は、全員市の幹部職員ですから、もしCCCが応募してきていることを事前に知っていたら、この提案書がCCC（船場との共同事業体）のものだとわかるようになっているというわけです。逆に知らなくても、なんとなくこんなに実績があるのならと評価は高くなるでしょう。実は、CCCは、マイナスの実績である不祥事・不正疑惑も、当ブログでさんざん書いてきているように、とっても豊富なんですけれどね。



以前、CCCをまちづくりの基本計画に選定した高石市の担当課長が


応募社名は、全部伏せて採点しているので、選定委員が全員市の職員でも、全く問題なく公平公正に評価した


とドヤ顔で言ってましたが、


なるほど、こういうカラクリがあるのか


と今回、改めて気づいた次第です。


誰がどうみても、この提案書はCCCが作成していることは一目瞭然ですから。


よろしくお願いいたします。


木更津市、異常すぎるCCC選定プロセス…事前に不正情報供与か、船場が関与？


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2020年8月29日土曜日

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