2023年11月24日金曜日

虚偽宣伝からスタートした無印図書館

 

こんにちは、日向です。


昨日11/23に、かねてより予告されていた通り、岐阜県可児市の無印良品店内に新しい市立図書館がオープンしました。


良品計画さんがまだなにも決まっていない今年3月に商標登録を申請していた「カニミライブ図書館」という名称が早速使われて、地元メディアを賑わせています。


どんな図書館なのか、独自分類はどんなものか、ブックジャングルと称する書架はどんなデザインかなど、いろいろと気になることは山ほどあるんですが、


新聞報道をみて、いきなり


これは大丈夫なのかな?


と思う箇所が出てきてしまいました。


下をみてください。朝日新聞デジタルの記事に、


“無印店舗は県内8店目だが、店内の図書館は全国で初めて”


という売りの言葉が出てきます。


https://digital.asahi.com/articles/ASRCP6QLFRCPOHGB001.html より



これ、少し前に同社がリリースで公式にアナウンスした際、


すでに刈谷市のクマシカ図書館があるのに、それは無視?


という指摘がsnsでされていました。


クマシカ図書館というのは、公共の図書館ではなく、一風変わった私設図書館。




ウィキペディア・ルビットタウン刈谷より


本棚のオーナーがひと箱2000円を払って、館内に、誰かに読んでほしい自分が所有する本を入れておいてもらうことで、来館者は誰でも、借りたい本があれば自由に借りれるというもの。


そんな私設の図書館が、愛知県刈谷市にあり、その場所というのが、無印良品ルビットタウン刈谷店内なんです。


あれれっ、さっき朝日新聞には“(無印)店内の図書館は全国で初めてと書かれていましたよね。


とすると、刈谷市のクマシカ図書館はなんなんでしょう。


私設図書館だから、それは図書館には入らない


というつもりで、良品計画さんは考えているかもしれませんが、私設だろうが、なんだろうが、図書館には変わりません。


もし、それでも「全国で初めて」としたいのならば


無印店内の●公共●図書館は全国で初めて


――とすべきではないでしょうか。


これ二週間くらい前に出ていた良品計画のリリースをみて気づきました。すぐにその旨を可児市の担当部署に「これは虚偽表示では?」と指摘しておきましたところ「ご指摘の件につきましては、良品計画さんに共有いたします」との回答がありましたので、おそらくオープンまでには改善されるんだろうと思っておりましたが、ふたをあけてみたら、そのまんまでした。


良品計画の公式リリース。
https://www.ryohin-keikaku.jp/news/2023_1113_01.html より
https://archive.md/9aUwz



これは、もしかしたら、私設図書館だけど良品計画が関与しないところで設置されているものなのかなぁと思って、いろいろみておりますと、無印良品の公式ページに


【ルビットタウン刈谷】よみきかせ会を開催します!


https://www.muji.com/jp/ja/shop/046695/articles/events-and-areainfo/events/1289971
https://archive.md/2FUaV#selection-315.0-315.24 



――とした案内もあるんですね。そのなかには、こんな記述もあります。

“また、クマシカ図書館さんは、無印良品ルビットタウン刈谷店内にて本の貸し出しを行っています。
購入はできませんが、絵本も棚に置いてある本も借りて読むことができます”

この図書館には、思いっきり無印良品が関与されているようです。これはもう確信犯でしょう。

オープン前にも、「全国初の無印店内に図書館設置」とした記事をみかけていましたので、数日前に、良品計画さんの広報部に電話をしまして、


“全国初の無印良品図書館”は、虚偽表示では?

――と申し上げました。ご担当者の方はいらっしゃらなくて、直接お伝えすることはできなかったのですが、そう言っても、あまり重大なこととは認識されていない様子で、

ご意見として承っておきます

の一言で終わりました。このときに、ジャーナリストの日向ですと一応は、名乗りまして、もし改善されない場合は記事に書きますと通告はしておりますので、結局、オープンまでにまったく改善されなかったというその事実は、遠慮なく、このブログに記録させていただきます。もし、ご反論・ご釈明がありましたら、右上のメールアドレスまで、ご連絡ください。


ワンマン市長とワンマン社長のコラボ?



さて、ここからは、私の感想なんですが、可児市の担当部署(秘書政策課)も良品計画も、情報を上にあげたところで、上層部は、それを一顧だにしないような組織風土があるのかなと感じました。

「伝えます」という対応は、その指摘が重大な事実かどうかは自分では判断せずに、一応関係者全員で情報共有をして、意思決定は、その権限を持つ者だけが行うという、いわば軍隊の指揮命令系統のようなものです。

情報を共有するだけでなく、それが重要な問題だと認識されれば、現場の人が進言をして、こうしないとマズイですよというところまでいかないと、不祥事を未然に防ぐことは極めて難しくなります。

その意味でいえば、可児市は市長のワンマン、良品計画もユニクロからきた堂前社長のワンマンの体制なのかなぁという印象を持ちました。


事実なんかどうだっていい、「全国初」とか宣伝になりそうなことは、たとえ虚偽ではないか?と指摘されても、ウソでもなんでも押し通してしまえ、どうせ10日もすれば、みんなそんなことあったなんて忘れるでしょ。

みたいな感じでしょうか。これは、今回の無印良品の図書館に限らず、CCC運営のツタヤ図書館などでも、あきらかに事実とは異なるのではないのかと思えるようなことを平然と宣伝材料に使って、いくら指摘されても、なかなか改善しないんですね(タウンワークの豹変など)。だから、CCCは消費者庁から景品表示法違反で1億円の課徴金を課せられたりしているんです。



そういう自治体と企業がコラボしてできた図書館ですから、図書館の中身以前の問題で、

まずは、

ウソをつかないようにしましょう

ということから始めていただかないといけないのかもしれません。

よろしくお願いいたします。

【関連記事】











0 件のコメント:

コメントを投稿