こんにちは、日向です。
昨日11/23に、かねてより予告されていた通り、岐阜県可児市の無印良品店内に新しい市立図書館がオープンしました。
良品計画さんがまだなにも決まっていない今年3月に商標登録を申請していた「カニミライブ図書館」という名称が早速使われて、地元メディアを賑わせています。
どんな図書館なのか、独自分類はどんなものか、ブックジャングルと称する書架はどんなデザインかなど、いろいろと気になることは山ほどあるんですが、
新聞報道をみて、いきなり
これは大丈夫なのかな?
と思う箇所が出てきてしまいました。
下をみてください。朝日新聞デジタルの記事に、
“無印店舗は県内8店目だが、店内の図書館は全国で初めて”
という売りの言葉が出てきます。
https://digital.asahi.com/articles/ASRCP6QLFRCPOHGB001.html より |
これ、少し前に同社がリリースで公式にアナウンスした際、
すでに刈谷市のクマシカ図書館があるのに、それは無視?
という指摘がsnsでされていました。
クマシカ図書館というのは、公共の図書館ではなく、一風変わった私設図書館。
ウィキペディア・ルビットタウン刈谷より |
本棚のオーナーがひと箱2000円を払って、館内に、誰かに読んでほしい自分が所有する本を入れておいてもらうことで、来館者は誰でも、借りたい本があれば自由に借りれるというもの。
そんな私設の図書館が、愛知県刈谷市にあり、その場所というのが、無印良品ルビットタウン刈谷店内なんです。
あれれっ、さっき朝日新聞には“(無印)店内の図書館は全国で初めて”と書かれていましたよね。
とすると、刈谷市のクマシカ図書館はなんなんでしょう。
私設図書館だから、それは図書館には入らない
というつもりで、良品計画さんは考えているかもしれませんが、私設だろうが、なんだろうが、図書館には変わりません。
もし、それでも「全国で初めて」としたいのならば
無印店内の●公共●図書館は全国で初めて
――とすべきではないでしょうか。
これ二週間くらい前に出ていた良品計画のリリースをみて気づきました。すぐにその旨を可児市の担当部署に「これは虚偽表示では?」と指摘しておきましたところ「ご指摘の件につきましては、良品計画さんに共有いたします」との回答がありましたので、おそらくオープンまでには改善されるんだろうと思っておりましたが、ふたをあけてみたら、そのまんまでした。
良品計画の公式リリース。 https://www.ryohin-keikaku.jp/news/2023_1113_01.html より https://archive.md/9aUwz |
これは、もしかしたら、私設図書館だけど良品計画が関与しないところで設置されているものなのかなぁと思って、いろいろみておりますと、無印良品の公式ページに、
【ルビットタウン刈谷】よみきかせ会を開催します!
https://www.muji.com/jp/ja/shop/046695/articles/events-and-areainfo/events/1289971 https://archive.md/2FUaV#selection-315.0-315.24 |
“また、クマシカ図書館さんは、無印良品ルビットタウン刈谷店内にて本の貸し出しを行っています。購入はできませんが、絵本も棚に置いてある本も借りて読むことができます”
“全国初の無印良品図書館”は、虚偽表示では?
ご意見として承っておきます
ワンマン市長とワンマン社長のコラボ?
事実なんかどうだっていい、「全国初」とか宣伝になりそうなことは、たとえ虚偽ではないか?と指摘されても、ウソでもなんでも押し通してしまえ、どうせ10日もすれば、みんなそんなことあったなんて忘れるでしょ。
ウソをつかないようにしましょう
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