こんにちは、日向です。
あまりにも、人をバカにしたような話で、怒り心頭に発するような話といいたいところですが、
誰かが意図して行なったわけではなく、本当にたまたまそうなってしまったという、無責任事案ですので、怒りの矛先を向ける人物がいません。
あえて言えば担当課長さんでしょうか。(どこの自治体かは、とりあえず伏せておきます)
話は、4か月前にさかのぼります。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が図書館で採用しているTカードの規約を大幅に変更しましたので、そのことについて、自治体の担当部署にメールでいくつか質問をしました。
しかし、待てど暮らせど回答はありません。
難解なTカードの規約なので、担当部署でも、その内容の解読に、相当ご苦労されているんだろうと勝手に解釈して
しばらくお待ちしておりましたが、その後も、回答をいただけなかったので、
電話で催促といいますか、ほかの件の問い合わせをした際に、「あの件はどうなってますか?」と、何度かお聞きしておりましたところ、
電話に出られた方が、「担当に伝えます」と、そのつどおっしゃるんですね。
その際には、「ご回答が難しいようでしたら、情報開示申出に切り替えますが?」とお尋ねしましたが、
「そうしてください」とは、おっしゃられなかったので、その後も回答をお待ちしておりました。
そのうち、私もメールで質問をしたことすら忘れていたのですが、急に思いだしたのが、先月、7月3日のことです。
たまたま除籍リストの件で、担当課長さんと直接お話をすることができましたので、
そういえば、前に質問した件はどうなりましたか?
と聞いてみたんです。
そうすると、その場で回答されそうな雰囲気でしたので。
すみません。文書でお願いできますでしょうか?
とお願いしましたら、ご快諾いただきましたので、これでようやく回答をいただけるんだと
安堵して、一件落着と思っておりました。
ところが、どっこい、またまた、その後もなしのつぶてなんです。
もう呆れ果ててものも言えないといいますか、なんだろう、役所の人って、こんなに約束を守れない無責任な人たちなのかって、心底がっかりしました。
それで、これが最後と思って、本日の午前中にメールでご回答を催促し(電話でメール到達確認もしました)ましたところ、数時間後に
ようやく回答がきました。それが以下です。
日向 様
いつもお世話になっております。
お問い合わせいただいた件について、回答いたします。
(1)CCCから事前に改定について、情報提供はありました。
(2)変更点は聞いています。
(3)CCCが適切に運用しているものと認識しています。
以上のとおりです。
お返事が大変遅くなりすみませんでした。
よろしくお願いいたします。
120日かかっていただいた回答が、たったの3行でした。
おそらく、担当部署でも、図書館で導入しているTカードのしくみなんて、まるで理解していないのではないのかって、思いました。
規約改定によって、市民の大切な個人情報がどのようなリスクにさらされるのか、なんていう検討をこの自治体ができるはずがなく、またしようともしていないのでしょうか。
とにかく、
あなたたち民間に任せるから、うまくやっといてね
というスタンスなのでしょう。
CCCとしては、ほんとに、いいカモですね。
私の質問内容
> > いつも、お世話になっております。
> >
> >
> > 4/1より、●●●●●図書館でのTカード利用に関する規約が改定されていることを知りました。
> >
> > つきましては、お忙しいところ、たいへん恐縮ですが、以下について教えていただけますでしょうか。
> >
> > (1)事前に改定内容についてCCCから情報提供や事前通告はありましたでしょうか?
> >
> > (2)今回、当規約のどこがどう変更になったのか、貴課においては、把握されておりますでしょうか?
> >
> >
> >
> >
> > 私が把握している範囲では、規約の主語がカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)からMKHDへと変更になっています。
> >
> > 3/31日までは、以下のようになっていました。
> >
> > “CCCは、本条第1項に基づき図書館から取得した個人情報を、CCCの連結対象会社もしくは持分法適用会社及びTポイントプログラム参加企業を含む第三者に対し提供することはありません”
> >
> > 4/1からは、以下のように変更になりました。
> >
> > “MKHDは、第1項に基づき図書館から取得した個人情報を、CCC及びCCCの連結対象会社もしくは持分法適用会社及びTポイントプログラム参加企業を含む第三者に対し提供することはありません”
> > https://cccmkhd.co.jp/privacy/member/agreement-wakayamaciviclibrary/index.html
> >
> >
> > これにより、●●●●●図書館の利用者情報は、CCC本体からMKHDへと移管されたことになります。
> >
> > MKHDは、昨年10月に同社のTポイント事業を担う、Tポイント・ジャパンと、CCCマーケティングが統合してできた同社の関連企業です。
> > https://www.ccc.co.jp/news/2022/20220228_002484.html
> >
> > なので、●●●●●図書館の利用者情報をすべてMKHDが管掌することとなり、本来、図書館の外部へは送信されてはならない利用者情報をMKHD社が取得することになります。
> >
> > (3)このような重大な規約変更を、利用者へ事前通知することなく、実施していることは適切と言えるのでしょうか?
> >
> >
> > 以上、取り急ぎ、疑問点を挙げました。ご回答いただけましたら幸いです。
【8月4日 15時30分追記】
さきほど、教育委員会へ以下の内容で、改めて情報開示申出を行いました。
(1)2023年4月1日より改定された和歌山図書館でのTカード利用に関する規約(新規約)について、カルチュア・コンビニエンス・クラブより、改定日前に行われた情報提供及び事前通告の日時・内容・連絡手法がわかるもの(付随する電話メモ、電子メール、会議録、訪問・面談記録等も添付してください)
(2)新規約が、改定前の規約のどこがどう変更されたのかを、自ら詳細に分析・検討した結果がわかるもの→CCCから通告を受けただけで、自らは一切検討していない場合は、「不存在」を出してください
(3)新規約の内容が、市民図書館でTカードを利用している者にとって個人情報が意図せずに第三者へ渡るリスクは一切ない等として、“CCCが適切に運用している”と評価した根拠及びその評価プロセスがわかるもの
(4)新規約において“図書館からTカード番号及びID紐付登録の申込年月日”を取得するMKHDが、そのような行為を行える法的根拠がわかるもの(MKHDとの直接契約であれば、その契約までのプロセスがわかるもの、CCCからの再委託であれば、その経緯がわかるもの及びそれに関連した決裁文書)
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